大昔、私がドイツに来たばかりの頃、ドイツ人にとってはカボチャというものはスープを作るためのものであって、くりぬいてランタンを作るものであって(その当時はまだドイツではハロウィンはなかった)シンデレラの乗り物になるものでありました。
ほんと、大きくて、
「なるほど、これならシンデレラの馬車がかぼちゃからというのも納得だわ」と思ったのを覚えています。
いや、人間が入れるほどは大きくなかったけれど。
この「せいぜいスープにする程度」なカボチャは味が薄くて、ホクホク感ゼロ。
在独邦人にとっては「あれはカボチャとは言えない。ああ、美味しいホクホクなカボチャが欲しい!」
庭のある人はせっせと庭に日本から運んだかぼちゃの種を植えてかぼちゃを育てておりました。
畑のある人は畑でカボチャを育てておりました。
そうしているうちに、この日本からやってきたカボチャの子孫がドイツでも人気になってしまいましたとさ。
で、そのかぼちゃが「HOKKAIDO」(ほっかいどう)というのです。
このかぼちゃのおかげでドイツでも日本人の思うようなかぼちゃを食べることができるようになったのですが。
久しぶりにHOKKAIDOを買ったけれど
かぼちゃって重いですよね。
野菜は「丸ごと」しか売っていないドイツではカボチャを1個買って帰るのは面倒だな〜と思うズボラshirousagi。
昨年はカボチャを1度も買わなかったのです。
なんだけど、先日、ネットスーパーを見ていたら

かぼちゃの特売があったんです。

ネットスーパーなら運んでもらえるし、「どれにしようかな?」と店頭でかぼちゃを手にして迷うこともないから楽だわ〜
よし、今年はカボチャを買おう!
というわけでネットスーパーでほっかいどうカボチャを注文いたしました。
食べたかったのはかぼちゃの煮物。
かぼちゃとひき肉の煮物
早速作りました!

カボチャというと固くて切るのが大変なのだけど、今回のカボチャは楽勝。
皮は剥かずにそのまま食べれるけれど、むいた方が好きなので簡単にむいて適当な大きさに切って鍋へ。
水も入れて火にかけ、沸騰したところでひき肉を投入。
昨日作っためんつゆの残りを入れ、落とし蓋をして煮込みます。

落とし蓋という洒落たものはドイツにはないのでクッキングペーパーを利用。
煮込むといっても分厚くて保温性の高いお鍋なので、落とし蓋の上にさらに蓋もして数分火にかけた後は放置。
できました!

なんだけど……
今回のカボチャは、切るのは楽だったけれど、水っぽい。ウリみたい。
時々「あんた、カボチャと名乗るからには、もっとホクホクになりなさいよ!」と訴えたいカボチャに出会うのだけど、それはドイツ育ち、ドイツ人に好かれたいカボチャだからなのか?

カボチャがウリのようなのはどうしてか?かぼちゃはウリ科の植物だけど、ほっかいどうカボチャがウリのようになるのはどうしてか?
調べると
「近くに植えられたズッキーニや他の観賞用かぼちゃの花粉がハチなどによって運ばれ、混ざり合ってしまうことがあります。これにより、本来のほくほく感が薄れ、ウリに近い食感になることがあります。」
という理由もあるそう。(他の理由もあり)
ドイツの気候や土壌、そして、あの鑑賞用の(ドイツに元からある)カボチャの影響もあるのかな??
「ほっかいどう」もドイツ化してしまったか??


おいしいほくほくなカボチャを食べたいよう〜!
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