いや、最近はドイツ以外でもそうかなあという気はするのですが。
家電や楽器などでたまに「うわ〜ドイツだとこんなに安いんだ!」という意見を聞くことがあります。
ドイツの方がビデオデッキが安い?
最初に「ドイツの方が日本より安い」というセリフを聞いたのは、遥か彼方昔、30年くらい前。
日本人の友人が「ドイツの方がビデオデッキが安いからドイツで買っていく」と言っているのを聞いて、「??」だったんです。
いかにその当時が円高だったとはいえ。
だって、その当時の家電、しかも信頼出来るビデオデッキといえば日本製。日本のメーカーのものがドイツで日本より安く手に入る?と不思議だったんです。
で、早速調べてみると、確かに安いものがある。なんだけど、その安いビデオデッキは
- 3倍モード不可能
だったのです。

ビデオテープを使うビデオデッキは、テープを普通のスピードで回すことと3倍モード再生出来る機能がありました。3倍モードはゆっくりテープを回して録画することができて、そのように録画したテープは3倍モードで再生しなくてはならなかったんです。でもこうするとテープ代の節約になりました。
色々なオプションは全くついていなくて、ただ標準モードの速度で録画再生出来るだけ。
当時の日本に比べてハイテク製品が遅れていたドイツで、ビデオデッキが格安なのか?と思ったら、
- 出来るだけ機能を絞って安くした製品
だったのです。
この機能を節約した製品を日本で売ったとしたら、「これができないって嘘でしょ?」とクレームが来たと思う。
安物の楽器が普及しすぎている
最近は日本でもアマゾンとかで格安の楽器が販売されているのを見ますが。
ドイツだと私が来た30年以上前から粗悪な安い楽器が結構たくさん売られていて、1万円くらいでフルートが手に入るとか、50万円くらいでグランドピアノを手にいれることも可能でした。
一時はスーパーマーケットで広告の品で楽器が出ていることもありました。(管楽器で1万円くらい)
が、楽器の質がめちゃくちゃ悪い!(真剣に楽器を習いたい人には全くおすすめできない)
たまに生徒さんにピアノを購入したいからと言われ、近所のピアノ専門店に出かけてみるも、田舎の個人経営らしいお店だと(デュッセルドルフの有名店は違うよ)店に展示されているピアノが全て安物だということも。

新品のグランドピアノが3台置いてあるお店でそのピアノの値段を見てあまりの安さにびっくりしたけれど、弾いてみたらどれも酷かった…
私の全く個人的な経験と肌感では、この安物楽器は日本よりドイツの方が普及している気がします。
そして、ドイツ人の方が、楽器は安いと思い込んでいる気がします。安いのがあるのに高いものを買う必要はないと思っている人が多い気がします。
ピアノの初心者の生徒さんは、まずはレンタルピアノを借りて、契約期間中にそのピアノを買い取ればそれまで払ったレンタル料もピアノ代にすることが出来る、というサービスを利用する人が多いのです。
それは便利ですよね。
ただ、その「レンタル」でやってきたピアノが音がひどくて、それでも「この値段だし、これまでのレンタル料がもったいないから」と、そのピアノを買い取ろうをする生徒さんがいました。

買うのなら別のピアノの方がいいですよ
そうアドバイスするのですが、「ピアノならどれも同じ」と思い込むようで、買ってしまうんです。
一見、ドイツで安いな〜と思うものがあっても、それって安物かもよ。
安物を売ってもクレームが来ない。ドイツの平均レベルの人は日本の平均レベルの人より低いからかな?と思っているのだけど。
(ドイツ人をディスりたいわけではないですが…事実かと思う)
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