先日、またもや「ヨーロッパに移住したい」と言う人が結構な数でいると言う話を聞いてしまいました。
このブログでは何度も書いているけれど、「海外生活に憧れる、ヨーロッパの生活はキラキラしている」と思う人が今だにいるので警告を鳴らしたい。
今回は「ヨーロッパの生活はキラキラしている」と思う人が多いわけを私の偏見に満ちた解説でお届けします。
欧州の生活がキラキラして見えるわけ
いやもう、ドイツに住んでいるというだけで「いいわね〜」と今だに言われるのが嫌でたまりません!
これを言う人ってほとんどヨーロッパに住んだことがない人なのです。(観光は別)
ドイツ在住のどこがいいのかわからない!日本に住む100倍の苦労をしていると言うのに!
それはさておき、私が思う「ヨーロッパの生活がキラキラしている」と思われる理由はこれです。
1. 明治時代から今だに続く欧州文化への憧れ
欧州の文化や芸術に興味を持っている、だけなら良いのです。
私だって、音楽を勉強して特にドイツ音楽に興味を持ったからドイツに来たから。
ただ、ヨーロッパの風景、建物や森を見て「いいな〜」と思う、白人はかっこいい、美人だと思う。日本のものよりヨーロッパにあるものの方がロマンチックだ、素敵だと思う。
そういう西洋文化への憧れが明治時代から続いていて、今だに「ヨーロッパの文化は進んでいる」とか「ヨーロッパは素敵だ」と思う人が絶えないようです。
確かに欧州の伝統的な建築物は私も好みだけどね。
2. TV番組では海外の良いところだけ放送する
ドイツでは自国の良いところを放送して外国の悪いところを放送することが多いです。
これはこれで怒りが湧くこともありますが。
日本はその逆。外国は良いところを、日本は悪いところを放送する。
日本のTV番組を見ていると、ヨーロッパの綺麗な街並みしか映さないし、美味しそうな食事しか映さない。親切なかっこいい人しか映さない。
3. SNSで海外在住の人がキラキラ生活をアップする

↑こちらは在デュッセルドルフの日本人ならほとんどの人が一度は見たことがある場所。
街のど真ん中なんですが、それほど治安が悪い場所ではないけれど、落書きは多い。(せっかく数年前にできたものなのに)
ちなみにこの場所はまだ綺麗な方です。
こんな写真をSNSにアップする人はいませんよね?映えない。でもこれが現実です。

私は治安が悪い場所には行かないので、この写真をアップしたけれど、
現実はもっともっと汚い場所が多いです
どうしてSNS(特にインスタやYouTube)で「欧州キラキラ」なコンテンツが多く、現実の欧州の様子が少ないかと言うと
- 綺麗に見える、輝いている場所しか写真・動画撮影をしない
- 自分が選んで(希望して)住んでいる場所が汚い、治安が悪いとは誰にも言いたくない
- 観光用の動画なら観光したいなあと思わせる場所をアップするからキラキラに見える
だと思うのです。
「私が住んでいる街はこんなに汚い」ってアップするのは自分が負けているようで、やりたくないですよね?
SNSって一種のキラキラ自慢と言うところがあるではないですか?そして、勝ち組になりたいと思っている人が多いではないですか?
こうしてヨーロッパのキラキラ部分だけがアップされたコンテンツを見て、これらの欧州のほんの一部分を見ただけで、「ヨーロッパってどこでもこうなんだ!」と思い込み憧れる。
だから何度も言っているけれど「隣の芝生は青い」なのよ。現実は「隣の芝生は枯れているけれど、ちょっとだけ青いところがある」なのに。欧州は日本から見ると地理的に「隣」じゃないけど。

自国より他国がよく見えるんだよね。それ、幻想だから。
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