冬です。寒いです。
この季節になると豚のこと、豚肉のことを思い出します。
ドイツの田舎暮らしの義理の祖母がよく語っていた、豚の屠殺のことを。

魚だとなんともないのに、豚だと怖い気がする日本人の私よ…
当時、戦後すぐのドイツの田舎では豚を飼育して、冬になると食べ頃になった豚を屠殺。
その時は近所中で助け合い、豚の命を残すところなく、1年分の豚肉加工品にして食べていたそうです。
その豚の加工品の中にSchmalzというものがあるのです。
お肉だけではなく豚の脂も残さず無駄にせず食品にしよう、と作られたものです。

冬だな〜豚の季節だな〜
と思っていたら我が家に突然現れたSchmalzよ
豚の脂肪(ラード)、シュマルツ
長年ドイツに住んでいて、食費節約のためにドイツにあるものをよく食べてきた私が、それでもいまだに食べないものの1つが、このSchmalz(シュマルツ)なんです。
Schmalzとは、主に動物性脂肪を熱で溶かして精製した食用油脂のことなのですが、特に豚の脂で作られたシュマルツをパンにのせて食べる(Schmalzbrot)のが昔ながらのドイツの食事。
初めてこのラードとも言えるシュマルツをパンに塗って食べているのを見た時はびっくりしました。
このシュマルツブロート (Schmalzbrot)、パンにシュマルツを塗ったもので、塩や香辛料、揚げた刻み玉ねぎなどを加えて風味をつけたものが定番です。
旧東ドイツからのお土産シュマルツ
我が家の隣人は旧東ドイツ出身で、時々実家に帰っています。
こちらに戻ったらお土産だと言って、西ドイツではあまり見られない食べ物を持ってきてくれます。
で、先日「お土産だよ〜」と持ってきてくれたのが

りんごの入ったシュマルツ。
これもライ麦パンに塗って食べるのが好きなドイツ人。

そして、こちらはSchmalzfleisch(シュマルツフライシュ)。
私が気がついた時はもう、夫がほとんど食べ尽くしていた!

SchmalzfleischはSchmalz(シュマルツ、豚の脂)とFleisch(肉)という意味の単語が合わさったもので、
豚肉などの肉塊を、ラード(Schmalz)や少量の水、香辛料(塩、コショウ、月桂樹の葉など)と一緒に鍋で長時間煮込み、肉が十分に柔らかくなったら、その肉と煮汁、脂肪を容器に入れて冷やし固めて作る
ものです。
お肉も入っているけれど、脂肪もたっぷり!
これもパン、ライ麦パンに塗って食べるのが好きなのが我が家のドイツ人。
寒い時期には脂っこいものが食べたいよね。
その昔は屠殺した豚の脂と肉を使ってこのシュマルツを作っていたそうだし、冷蔵庫のなかった時代は冬のご馳走だったのかな。
美味しいのだろうけれど脂肪だぞ。あまり食べすぎると…太るぞ!
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