「もったいない」にも色々なケースがありますが、今回、私が言う「もったいない」は
「これを捨てるのはもったいないな〜」
です。「このまま捨てるのはもったいない」と考えると、遺品整理や生前整理といった一気に大量にモノを整理、手放さなければならない時には本当に苦労する、と実感しました。
遺品整理を手伝って
久々に亡くなった友人の遺品整理の手伝いに出かけてきました。
まだまだ山のようにある衣類を片付けたい、とのことだったのですが、亡くなった友人のご主人は「このまま捨てるのはもったいないから」と衣類の寄付をする事が出来る場所を探していました。
最近は寄付を集めているところでも寄付された衣類が余っているようで、慈善団体で衣類の寄付を受け付けないところもあります。
私は「そのまま捨てるにはもったいない」と思われる衣類はスーパーマーケットの駐車場などに設置されている衣類を寄付するコンテナに入れています。
そのコンテナも衣類で溢れかえっていますが。
衣類の寄付は良いとして、「ゴミにするのはもったいない。どこかで売れないだろうか?」といったモノもありました。
そのまま捨てるのはもったいない?
高級品や未使用のモノだとメルカリのようなフリマアプリに出品したくなりますよね。
私も遺品整理で新品のモノがあったらフリマアプリに出品した方がゴミにもならないし…と思っていました。
が、一度に出る不用品の量が少ない場合、片付けに時間をかけられる場合はともかく、遺品整理、引越しなどの片付けといった、一度に大量のモノをできるだけ早く整理しなくてはならない時は「もったいない」とは言っていられません。
今回もご主人が一つ一つの衣類を眺めて考え事。
いや、もう女性の衣類を必要をしている家族はいないのだし、有名ブランドものでもないから、「ここは思い切って捨てましょう!時間がもったいないです!」と言いたいところでした。(身内ではないので、強制できないから言いませんでしたが)
私は1時間もあれば幅2mのクローゼットを空っぽにする自信はあったけれど、今回ご主人が納得して、整理(寄付に回す)できた衣類は段ボール箱2つ分。
モノをそのまま捨てるのはもったいないと思うのはとてもよくわかる。
でも、友人の遺品になったモノの量は半端なく多いのです。時間制限がないとはいえ、ご主人も後期高齢者。そう長くも元気でいられるわけでもない(残念だけど)。
片っ端から捨てようをするだけでも体力、気力を使うのに、さらに一品一品「これはどうしよう?売れるかな?」などと考えていては人生が100回あっても足りそうにありません。
サクッと片付けてしまって、「家の中のモノを片付けなければ…」と思う気持ちとさよならした方が残りの人生を楽に生きられる、と思うのだけどなあ。(奥さんの形見や思い出の品は別にあるはずだし)
こちらで紹介した動画。叔父にあたる人の家を片付けているのですが、新品の封筒などもどんどん捨てています。
最初は「もったいないな〜新品の封筒って、使えるのに!」と思いましたが、時間制限ありで、大量にあるものを家から出さなけばならなくなった時は「とにかく片っ端から捨てるしかない」。
環境に悪いと言われようと、片っ端から捨てないと時間ばかりが過ぎてしまう、ということを私も今回の遺品整理を通じて実感しました。
「これ、売れるかも?」とか「これは寄付しよう」と考えていると、大量にモノがある部屋の片付けは終わりません。
いつの日か、残された家族が私の遺品整理をすることになって、多くのものを無駄にゴミとして捨てることにならないよう、今からせっせと生活をシンプルにしておこうっと。
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