すでにこのブログに登場したことのある、知人のHさんの件でございます。
Hさんは80歳。子供は巣立ち、奥様を亡くされて一人暮らしの日本人です。
目の病気をされて車の運転をすることができなくなった時点で、遠方に住む息子さんが心配して、ネットスーパーのアカウント作りや食事の宅配サービスの申し込みをしていました。
最近は膝を痛めてしまい、歩くことも自由にできなくなったHさん。
すっかり生活に不自由を感じています。本日はHさんの代わりに私が銀行振り込みの手続きをしてきました。
お出かけしたい?
Hさんに電話をすると

shirousagiさん、手伝ってもらえないかなあ?
銀行に行きたいし、食品やら日用品やらで必要なものもあるし、薬局にもドラッグストアにも行きたいし…
Hさんには以前とてもお世話になったし、お手伝いをするのは良いけれど、足が痛くてあまり歩けないのにお店を渡り歩くの?

私が買ってきましょうか?
必要なものを買ってこようか?と尋ねると、自分でお店に出かけたい、と言うHさん。
いや、立つだけでも大変そうなのに、お店に行くって…と思いつつ、近所のスーパーだけなら行けるかも、というので、そのスーパーへ同行。

もうずっと家の中にこもっているから、外に出られるのが嬉しいよ
そうか、そうだよね。一日中、一人暮らしで家にこもっていると嫌になるよね。早く足が良くなるといいね。
だけど…
ネットで完結すると思った
私も3年前に大腿骨骨折をしてしばらく車の運転はできない、杖をつかないと歩けない時がありました。
一人では外出できないけれど、今の時代、必要なものはネットスーパーやAmazonなどの通販で買えるし、銀行の支払いだってオンラインバンキングで完了。

外出できなくなっても、ネットで済ませられるから安心だわ〜
そう思ったのです。
だから、Hさんもネットで済ませられるようにすればいいのに。そうしたら一人でできるじゃん。(Hさんは記憶力はあまり衰えていないし、PCの基本操作はできる人です)
「ネットスーパーを利用したらどうですか?」と言うと
「いや〜商品を探すのが大変で」
「オンラインでも口座からお金を振り込めますよ」というと
「でもそれには手続きが必要なんだよね?」

一人暮らしで体が不自由なんだから、ネットで完結するようにすればいいのに…
そう思った私は、浅はかでした。
できる人もいるのよ。私の知人Bさんは今や90歳だけど、スマホもPCも操作がわけなく、手元もふらついていない。
だけど、Hさんの手元を見たら…スマホのタップし間違いが多い!それは、タップしようと思わなかったのに、指先がスマホ画面に当たってしまったケース。
これは…オンラインバンキングなどしたら危ないかも!ネットスーパー利用も大変!
特にお金が関わることは、スマホやPCを利用して行うのはやめておいた方がいい人もいるんだ…と改めて思った次第でございます。
自分だって、いつ外出をすることができなくなるやら。他人事ではありません。
できるだけネットで色々できる身でありたいと思うけれど。

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