人生が早くも半世紀を突破してしまっているshirousagiです。
最近、同年代の方の行動を見て、「人を振り見て我が振り直せ」だなあ、と思うことが多く、自分の行動に気をつけています。
「人を振り見て我が振り直せ」とは「他人の行動を見て、良いところは見習い悪いところは改めよ」ということですよね。特に欠点は積極的に直したいものです。
今回は特に50代、また、それ以上の年齢の人の行動で気をつけた方がいいな、と思うことを3つ述べます。
自惚れない・年齢や身分に関係なく謙虚になろう
50代ともなると、会社でも家庭でも、趣味のサークルでも、人々が集まるところでは、その中でも最もキャリアを誇れる人である事が多いかと思います。
会社では課長クラス、またはそれ以上、趣味や地域のサークルなどだと、その同好会の会長など、そういったポジションについていらっしゃる方が多いでしょう。
50代は、まだまだ元気で体力があり、バリバリと活躍できる年代です。
そうした活躍できる年代でキャリアが長いせいか、「自分はこの中では一番よく知っている」と思う人が多く、他人の意見を受け入れない人が多いと感じます。
特に、若者の意見は年下だというだけで受け入れない人の多い事。悲しい事です。
困った事に、私たち50代が社会に出たばかりの頃はまだバブル経済の最中で、この世は華やかだったのですね。しかも、あまり苦労しなくてもお金が手に入りました。
苦労もせず、勉強もせずにいても、それなりの社会的地位を築けたのです。
そのせいか、「誇れる知識や技術を持っていない」と言った人でも、年齢だけで傲慢に振舞う人が多いと感じます。
ドイツなど外国に住んでいると、その国に住んでいる年数だけは長くなっているので「私はドイツの事をよく知っている」「ドイツ語がわかる」と、まだまだドイツに来たばかりの人に対して色々指図する人がいますが、
中にはドイツ在住歴が長い、というだけで「どうしようもなくひどいドイツ語しか話せない」であったり、「ちゃんとしたドイツの歴史も知らずに知ったかぶり」をする人も少なくありません。滞在年数だけではでドイツ語やドイツでの知識の良し悪し、多さは決まりません。
また、スポーツや音楽など技術の伴う事では、若い人の方が最初から良い練習法、良いメソッドで習っているので、習得までの年数が短い、道具や体の使い方が上手い、という事は多くあります。
年齢に関係なく、良い意見は良い、上手い人は上手い、自分より年下の人の意見でも「これは良い」と思う事は素直に取り入れる50代でありたいものです。
積極的に勉強しよう・情報を集めよう
特にここ10年の世界は異常なスピードで変化しています。
ところが現在の50代の私たちは、自分が大学生だった頃のスピードでこの世が変化していると無意識に思っているのか、10年以上前のやり方で、自慢気にやっている人が結構います。
古いやり方、知識しかなくて、「自分のやり方は古臭い」という自覚がある人はともかく、「これが正しい。私はこの道の専門家で、ずっとこうやってきた」と頑として譲らない人には困ります。
また、テレビ世代のせいか、情報を自ら探しに出かけず、受け身になっている人が多いですね。
典型的なのが、スマートフォンの買い替え時、操作など自分で調べず、すぐにサービスの窓口に出かける人。(ドイツでは無理ですが)そして窓口で長時間粘る人・・・
生活で困った事、疑問点もまずは自分で調べるようにしたいものです。
そして、50代ともなれば、惰性で生活する事もできますが、なにか学習するのが良いと思います。
特に専業主婦の中には「勉強は面倒」と勉強せずに毎日を過ごし、脳が退化してしまって、「図々しい、恥知らず」になっている人も少なくないのではないでしょうか?(以前、オバタリアンって言葉が流行りましたね)
私は専業主婦を否定するわけではありませんが、(特に外国だと働きたくても働けない場合もあります)その場合、だからこそ何か勉強をする方が断然良い、するべきだと思っています。
外国在住なら、少なくともその国の言葉の勉強が出来ます。外国語学習は実際に役に立ち、どれだけしても「これで終わり」はないですよね。ドイツ在住で勉強をしない、という人は反省しましょう!
所持しているモノを見直して、片付けを始める(生前整理)
私たち50代はまだ「モノを沢山持っている人が勝ち組」と言った意識があると思います。
50代ともなると人生100年時代といえど、元気で生活できるのは後何年あるのかわかりません。
体が元気なうちに片付けを始める、終活を始める事は大事だと思います。
50代ともなれば、自分の好みや趣味など結構はっきりとしているのではないでしょうか?
私は若い頃は音楽以外にも絵も描きたい、洋裁もしたい、など趣味が色々ありましたが、最近は自分がしたい事はかなり限定されてきています。
若い頃には「この本もあの本も読みたい」と多くの本を「積読」にしてしまっていましたが、最近は「この分野の本は読まない」というのが割とはっきりをしてきており、手放すモノが明確になっています。
そして、改めてこれまで集めてきたモノを見回すと、残りの人生をどうやって過ごしたいか、見えてくるのではないでしょうか?
残される子供達のためにも今のうちに生前整理はしておきたいものですね。
まだまだ大事なこともあると思いますが、最近、同年代の人をみて、目に余る事がこの3つです。また気がついた事があれば、自分への言い聞かせに書きたいと思います。
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