昨日、近所のパン屋さんに出かけて「フルーツのトルテ」を作っているところを見学させてもらったshirousagiです。
スポンジ生地の上にクリームを塗り、フルーツをのせて、Tortengussというゲル化するものをかける、というドイツでは「新鮮なフルーツを使ったケーキをいえばこれ!」というくらいポピュラーなケーキです。
このケーキを作っているところを昨日ブログにアップしたところ、
「Tortengussを使うとゼラチンを使うよりケーキが綺麗に出来上がるの?」
という質問をいただきました。(ありがとうございます!)
そこでTortengussについて調べているうちに
「そういえば・・ここしばらくフルーツケーキは作っていないけれど、Tortengussはまだ家にあったよね」と食料倉庫を調べると・・ありました!
しかも、賞味期限切れ。捨てるのは勿体無い! 多分、まだ使えるし、食べても大丈夫なはず!
というわけで 急にフルーツトルテを作ろう!と思い立ち、作りましたよ。
フルーツトルテ(Obsttorte)の作り方
フルーツトルテをつくるには
- 土台となるスポンジ生地
- 生地の上にのせるクリーム
- クリームの上にのせるフルーツ
- Tortenguss
が必要になります。
トルテの生地を焼く
スポンジ(Biskuittaig)の生地ですが、今回は簡単に
- 小麦粉 125g
- ベーキングパウダー 小さじ2杯と1/2杯
- 砂糖 100g
- 卵 4個
- サラダ油 大さじ3
- 酢 大さじ2
この材料全てをハンドミキサーで混ぜて、フルーツトルテ型に入れて焼きました。(200度で15分。これは少し加減が必要)
フルーツトルテ型はこれ
焼きあがった生地は型から出し、上下を逆にします。すると縁が高くて内側が凹んだ形なのでその部分にフルーツをのせることが出来ます。
または市販のフルーツトルテ用の生地を買います。
クリームを作る
これにはデザートソースの素、バニラ味を使いました。
ソースの作り方では牛乳500mlにソースの素を溶かすのですが、牛乳の分量を半分にしてとろみの強いクリームにします。
バニラソースというのはこれ
ケーキにのせるフルーツ
フルーツは新鮮なものでも缶詰でも。
今回は急に思いついて焼いたので 桃の缶詰にフレッシュなキウイ、レッドカラント、アプリコット(ちょうど家にあった)を使いました。
Tortenguss
いよいよ最後に問題のTortengussです。
Tortengussは「klar」(透明)と「rot」(赤)の2種類あります。
いちごのケーキとかベリー類だけのケーキだと赤いTortengussを使った方が綺麗ですが、今回は桃がメインなので透明のを使いました。(というか、透明のしか我が家になかった)
Tortengussは
- 片栗粉のようなデンプン
- ゲル化させるためのカラギーナン(および寒天が入っていることも)
- 酸味料
で出来ています。(なんでも、食用のデンプンとレモン汁、水と砂糖で自分で作ることもできるとか)
一般家庭用のTortengussは粉末で、これを分量の砂糖と一緒に水に溶かします。
片栗粉なので 水で丁寧に溶かします。(そうしないとダマになりますよね)
水に溶かして火にかけます。最初は白っぽく濁っています。
混ぜながら沸騰させます。
沸騰する頃には(ほぼ)透明になります。
これを火からおろして1分くらい冷まして(1分でいいのです)スプーンなどでケーキの上からかけます。すぐにゼリー状になります。
ゼラチンとの違いはここ。 ゼラチンは冷蔵庫に入れないとゲル状にはならないのですが このTortenguss はすぐにとろみがでて(何しろカタクリ粉のようなデンプン)それほど流れないので今回のようにケーキリングを使わなくても良いこともあります。
また、酸味がついているので フルーツに合います。
出来上がり!
これで出来上がりです!
Tortengussをかけてから30分後くらいには(Tortengussも固まるので)食べれます。
いきなり思いつきで作ったのでフルーツの用意も特になく、デコレーションはいまひとつですが。
あればデコレーションにココナッツパウダーとかホワイトチョコを削ったものとかを少しかけると綺麗ですよ。
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