当サイトは記事内に広告を含む場合があります

鶏のもも肉がこんなに簡単に手に入るなんて!〜ドイツ鶏肉事情

ドイツの食べ物
この記事は約5分で読めます。

Frohe Weihnachten! (クリスマス、おめでとうございます!)

と、これを書いている本日は12月25日です。クリスマスです。クリスマスといえば、ドイツ伝統のクリスマスディナー、御馳走は「ガチョウのロースト」(と、紫キャベツとじゃがいも団子)なのですが、ここ数年、我が家ではガチョウを食べていません。

で、クリスマスイブの24日にスーパーに買い物に出かけて、ついにドイツの田舎の普通のスーパーでも「鶏のもも肉」、骨なしを見つけ、嬉しくなって早速購入、今年はなんと日本のクリスマスっぽく、唐揚げになりました!

鶏のもも肉が手に入ったのが嬉しいなんて・・?? 

と思われる方もいらっしゃるかと思います。 

ドイツのお肉事情、先ずはドイツのクリスマス料理事情からお話しますね。

スポンサーリンク

クリスマスはガチョウのローストも飽きられて・・ビーフに

我が家がガチョウのローストを食べなくなったのは、単に・・毎年ガチョウのローストを食べるのにちょっと飽きてしまったから、なのですが。

そういった、「毎年ガチョウもねえ・・・手間かかるし・・・」と言った家庭は多いらしく、ガチョウ以外の御馳走を食べる家庭もここ20年でかなり増えたような気がします。

実際、今年最後のレッスンの時にピアノの生徒に「クリスマスには何を食べるの?」と聞くと「ローストビーフ!」との事。(いいなあ・・)

ところで、牛肉といえば、2001年頃から猛威をふるったBSE(狂牛病)問題があります。

その頃はガチョウのローストを食べていた我が家。例年のように、郊外の農家でガチョウの購入をしようとしたら「今年はガチョウの売れ行きがよくて、もう売り切れたんです!」と。

なんでもその年はBSEのおかげでローストビーフを食べる家庭が減って、ガチョウに人気が集まったのだそうです。おかげで我が家はガチョウを買い損ね、その年はEnte(カモ)のローストになりました。

牛肉は食べられないから、豚肉と鶏肉!でバリエーションが豊富に!

それまでは、BSEで牛肉が避けられるようになる前までは、鶏肉というと、スーパーでは丸ごとしかなかったドイツです。

在独日本人の友人がせっせと唐揚げ用の鶏肉を探していて、「あったわよ!」と丸ごとではない鶏肉を見つけた、と見せたくれたのをみたら・・Pute(七面鳥)。ああ・・残念(でも七面鳥のお肉は好きです!)

その頃から七面鳥の肉は胸肉だけの物がパックにはいってスーパーでも売られていたのです。が、鶏肉は相変わらず「丸ごと」だけ。専門店とか朝市に行けば、鶏胸肉も手に入ったのかもしれませんが。

ところが、です。

BSEのおかげで、人々が牛肉を避けるようになり、豚肉、そして、鶏肉が人気になりました。

それまでスーパーのお肉コーナーの鶏肉コーナーには、丸ごとの鶏しかなかったのが、「鶏胸肉」が登場!

手羽先や骨付き鶏もも肉が登場が簡単に手に入るようになりました!嬉しい!これで鶏肉料理をする気になれます。

丸ごとの鶏だと、オーブンでローストしてもいいけれど、少人数家庭だと大きすぎるし、第一、ローストばかりでは面白くないですよね。鶏胸肉が手に入るようになったのがなんといっても嬉しかったのですよ。だって、骨がついていないから。

食生活の多様化、国際化で鶏肉のミンチやモモ肉も!

いつ頃からか、デュッセルドルフの朝市などで、鶏肉専門のお店だと、流石に日本人が「唐揚げが食べたい!」と訴えたのか(?)、鶏モモ肉の骨なしが手に入るようになっっていました。

が、それでも、まだまだ、デュッセルドルフでもあまり日本人のいない地域や、少々郊外、普通のディスカウントスーパーでは、鶏肉で骨がついていないもの、といえば、胸肉しか手に入らなかったのです。

仕方ないので、もも肉の骨付きを買ってきて、さばいて骨を外したり、パサパサしていてもいいから、と胸肉で唐揚げなど作っていましたが・・・

最近、あのディスカウントスーパー「ALDI」で「鶏ひき肉」を見かけ、

「おお、これでツクネなど簡単にできる!」と喜んでいたら、本日、「もも肉」を発見!

パックにはちゃんと

  • Hähnchen-Oberkeule(鶏、もも肉)
  • ohne Haut(皮なし)
  • ohne Knochen(骨なし)

と書かれています! 500グラムで2.49ユーロ(約300円)です。お手頃です!

しかも、今回はクリスマスの祝日直前で、クリスマスが終わると賞味期限が過ぎてしまう商品があって、それが30%オフ。嬉しくて、すぐにカートに入れたのは言うまでもありません!

鶏もも肉

お肉の専門店と比べると、お肉の質は落ちると思いますが、手軽に、よく行くスーパーで買えるのですよ!

すぐに唐揚げレシピの保存したのは言うまでもありません!(最近、鶏肉をさばくのが嫌になっていて、唐揚げは自分で作るのはやめていた・・・のです。)

ネットの影響もあって、あの食生活に保守的だったドイツの食事も国際化されたし、ドイツに住んでいる人も外国人が増えたから、鶏肉も丸ごとでないもののニーズが増えた、のかなあ?

いずれにしても日本人にはうれしいですよね!鶏肉の丸ごと以外も手に入るのは。

===後記===

実はあれから半年ちょっとたった2020年8月現在、少なくともあまり日本人が住んでいない地域のスーパーではこの「鳥のもも肉骨なし」がありません・・・涙。

唐揚げが国際的に人気になってくれないかしら?

===追記===

12月に入って、また鶏もも肉骨なしが簡単にドイツの普通のスーパーで入手できるようになりました。クリスマスでご馳走を食べたいから??

コメント

  1. momotaro より:

    こんにちは。

    お肉問題は結構大きいですよね。
    ぼくの住んでいる町はそれほど大きくなく日本人もあまりいませんが、Kauflandで骨なし皮付き鳥もも肉を発見しました。常時置いてあるしKauflandはどこでも置いてあるんじゃないかなと勝手に思っています。

    でもやっぱり薄切り肉は見たことがないので、どうしても欲しい時はMetzgereiに行っています。

    • shirousagi より:

      momotaroさん、

      コメントをありがとうございます!
      なるほど〜〜Kaufland! 大きいスーパーにはあるかもしれませんね!
      情報、ありがとうございます!
      車で15分のところにあるので、今度行ってみます!実はKauflandにはまだ行った事がないのでちょっと楽しみです。

      薄切り肉、ないですね・・・(涙)以前はAllesschneiderで頑張ってスライスしていましたが、今は機械の掃除が大変なのでやめてしまいました・・・
      しゃぶしゃぶがドイツでも流行になれば・・薄切りの肉も手に入るかしら?

タイトルとURLをコピーしました