(本当は寒いし、一人なので料理する気がないからです!)
南ドイツのシュヴァーベン地方の伝統料理にMaultaschen(マウルタッシェン)という料理があります。
簡単に言えば・・・ドイツ版「餃子」!
どこの国にもあるのね、ひき肉とか野菜をまとめたものを小麦粉で出来た皮で包んだ料理。
これは我が家で昨日食べた餃子(醤油皿がなかったといって、餃子の上から醤油がかかっている)
マウルタッシェンって、お肉を隠すため!?
もうすぐイースターです。復活祭です。
今年は4月17日がイースターサンデーよ!
来週から学校はイースター休暇!
カーニバルが終わって、「灰の水曜日」(今年は3月2日)からイースター前日までは、カトリックでは断食をします。
お肉を食べるのは禁止です!
どうせ値上がりしたんだからお肉食べなくていいと思うよ・・・
だけど、お肉食べたいですよね〜肉ってどうしてこんなに美味しいのかしら?
というわけで、とある修道院で、断食中にお肉をこっそり食べるために、肉をパスタ生地で包んでしまったのが、マウルタッシェンの始まりですって!
今では、シュヴァーベン地方ではイースターサンデー直前の「聖木曜日(緑の木曜日・Gründonnerstag)」と「聖金曜日(Karfreitag)」にこのマウルタッシェンを食べるそうです。
今年は聖木曜日が4月14日、
聖金曜日が4月15日。
それまで待てなかったから今日食べちゃったわ
マウルタッシェン=口袋?ではない!
Maultaschen(マウルタッシェン)という名前は
- Maul=(動物の)口
- Tasche(n)=ポケット、バッグ、袋
だから、「口袋」?・・・ではない!
色々説があるそうだけど、一説によると、このマウルタッシェンを作ったのはシュヴァーベンのマウルブロンにある修道院だったから。
マウルブロン(Maulbronn)で作った袋(タッシェン)=マウルタッシェン。
マウルタッシェンは茹でる
ひき肉にほうれん草、そしてスパイスをまとめたものを、小麦粉ベースの生地で包んで作るマウルタッシェンです。
これが冷凍とか、冷蔵で売られているのを買ってしまうのが、ものぐさshirousagi流!
買ってきたマウルタッシェンを塩かコンソメをいれたお湯で茹でます。
そのままスープの具として食べてもいいし、取り出して炒めて食べることもあります。
炒めたマウルタッシェンは炒めた玉ねぎをのせて食べるのが一般的です。
こちらはスライスしたマウルタッシェン。
マウルタッシェンは貧乏人の食べ物だった?
何でもマウルタッシェンって、貧乏人の食べるものだったようです。
残った肉、パン、野菜を細かくして混ぜたものを皮で包んで作れるから、残り物処分に良いですね。
とは言え、
小麦粉が手に入らない2022年4月ですよ!お肉が値上がりした4月ですよ!
マウルタッシェンはそのうち「裕福な人の食べ物」になったりして!?
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