先日、ドイツ栄養協会が「1日に食べるハムの量は10gまでに!」と発表したことを記事にしました。
今までの推奨されるハムやソーセージの量は1週間で300gから600gだったのに、一気に1日10gと少なくなった理由は、野菜を多く食べる人は健康な人が多いから、ハムなどは出来るだけ食べずに野菜や果物を食べよう!という趣旨からではないか?とも言われています。
確かにね、野菜をたくさん食べる人って太りすぎていないし、だから健康な人が多い、ここはドイツ。
だけど、ハムももう少しは食べていいのではないの?
個人的には「ハムにパン」の夕食が減ってくれるとうれしいけれど
ベジタリアンやヴィーガンは学生に多い
先日、友人からプロの料理人が作ったというパスタソースを大量にいただきました。
そのパスタソース、実はレストランで提供するために作って保存されていたものだったんです。
そのソースを作ったのは、とある街でベジタリアンのレストランを経営していたオーナーシェフさんだったのですが、コロナ禍で経営が行き詰まり、レストランは閉店。
元々あまり経営が上手くいっていなかったようで、そこでコロナ禍。
そのシェフの作ったパスタソースはとても美味しかったのです。でもお店は上手くいかなかった・・・
どこにそのお店があったのかを知って、納得。そこはどちらかと言えば労働者が多い街だったのです。
ベジタリアンやヴィーガンは学生に多いのですよ。
学生街だったら美味しいベジタリアンメニューのレストランも注目されたかもしれないけれど、工場労働者の多い町だと、食事はパンにソーセージ、保守的な食事という家庭が多いと思うのよね。
ドイツの学生食堂のベジタリアンメニュー
何度か紹介したことがありますが、息子が通っている大学の学生食堂には「ベジタリアンメニュー」があります。
お値段も手頃。最近だとこんなメニューがあったとか。
肉なしのハンバーグ(付け合わせはライス)
肉なしのミートボール(って、ミートではないわね)ソースが美味しければ肉でなくても食べれそう〜
肉料理の姿をした肉の代用品は、私はあまり好きではないのです。が、この学生食堂のメニューは「悪くない」そうで、お値段を考えたら(2.20€・約350円)この値段でお腹いっぱいに食べれるのは嬉しい、と。
若い人はたくさん食べたいわよね
野菜をたくさん食べる人に病気になる人が少ないわけ
昔は野菜や果物の種類が少なかったドイツ。(冬が長いし、土壌は恵まれていないから)
伝統的な食事はハムやソーセージとパンです。
ハムやソーセージって、肉の脂とスパイス。それは美味しいに決まってます!
料理の必要はないし(せいぜいソーセージを温める程度)お店で買ってきてパンにのせるだけ。
そんなハムやソーセージの食事とは違って、野菜を取り入れるとなると、調理が必要なことが多いですよね。(人参をそのまま食べる、という場合もあるけれど)
しかもドイツの伝統的な食事に野菜料理はあまりない。
ということは、食事に関心を持っている人、か、好奇心があって、知らないものでも受け入れられる人でないと、ベジタリアンやヴィーガンってやっていけないですよね。
野菜を多く食べる全ての人がそうだとは言わない。
けれど、野菜料理をたくさん食べよう、という人は多少なりとも食事に関心があって、健康にも気をつけようという人が多いはず。
もちろん、野菜をたくさん食べるのは体に良い。けれどそれだけではなくて、野菜を食べよう、という人は病気にならないように気を付ける人が多いから
だから「野菜を食べる人、ベジタリアンやヴィーガンに健康な人が多い」なのよ、きっと。
という私は、BBQだと焼きソーセージを食べたいな〜
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