ユーロのコインには
- 1,2,5セント
- 10,20,50セント
- 1,2ユーロ
の8種類あります。(1ユーロ=100セント)
このうち、最低額になる1セントと2セントのコイン(物理的な硬貨)をドイツでも廃止しよう、と言う提案があるのですって。
(上の写真は1,2,20,50セント硬貨です)
すでに1,2セントコインがない国もある
フィンランド、オランダ、アイルランド、イタリア、ベルギーではすでに1,2セント硬貨は廃止されています。
ほとんど欧州旅行をせずにドイツに留まっている私ですが、2年前にオランダに出かけました。
そのオランダのスーパーで現金で買い物をした時、合計金額は3.28ユーロ。そこで5ユーロ札を出したところ、お釣りは1.70でした。
これがドイツだったらお釣りは5.00-3.28=1.72。1.72ユーロもらえたところです。
ところが、オランダは1&2セント硬貨は使わないので、現金の場合は3.28ユーロのお買い物は3.30ユーロに繰り上げされてしまうのです。カード払いだと3.28ユーロですが。
どうしてドイツでも1&2セント硬貨を廃止しようとしているか?
その理由は
- 1セントや2セントの硬貨は製造コストの方が実際の価値より高い
- EUで1&2セント硬貨を使っていない国がすでにあるので、EUで統一したい
- 現金で買い物をした時にお釣りの硬貨を多くもらうと財布が膨れ上がって不便
最初の2つの理由は納得できますよね。日本の1円玉も製造コストは約3円だそう。
お釣りにもらった硬貨…これはマルク(2002年までドイツの通貨はドイツマルクだった)からユーロに変わった時にひしひしと感じました。

ユーロのコインは重いし。
セントコインはどれがいくらなのかわかりにくいし。
コロナ禍を機会に、あのデジタル後進国ドイツですらカード支払いが普及しました。
私は少額でもスーパーのような客が列を作っていて「早く払え!」と言う雰囲気のあるお店ではカードで支払う方が好きです。

大体、スーパーでは半端な金額になるし、
ちょうどの金額にするには正しいコインを財布から取り出すのに苦労するし、
お札でお釣りを貰えばいいや、となると財布がコインではち切れそうになるし。
私が今だにコインを重宝している理由
1セントのような少額のコインではありませんが、硬貨が必要な時もあるので、そのために硬貨を集めています。
その一つが昨日の記事に書いた「公衆トイレ」の利用。
そして、街での車の駐車の際に路上駐車で使うことのある「Parkscheinautomat」(パーキングチケット発給機)のため。

(現在、その写真をもっていないので、次回、街に出かけた時に撮影した上で後日アップします)
この駐車チケット発給機はスマホでも支払いができるのです。が、何しろ街中にある機械なので、私は信用していない。現金で払います。お釣りがでないので、できるだけ少額のコインを発給機に入れています。(入れた金額だけの時間駐車をすることができる)

悲しい事実だけど、落書きだらけの機械を信じろと言われてもつらいわ。
だけど現金を機械に入れるから、盗むために壊されそうな気がする。
だったらスマホで支払え、と言われそう。
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