私の住むノルトライン=ヴェストファーレン州には 大都市がたくさんありますが 文化・芸術というと やはりあの大聖堂で有名なケルンです。
自宅からそう遠くないので よく出かけます。
これからの良い季節、そして もうすぐ嬉しい夏休み!
せっかくのお休み、旅行したいですね! 大都市に行くならゆっくりと博物館や美術館巡り、いいかも!
というわけで 本日はケルンで最古の美術館と言われる
Wallraf-Richartz Museum ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 をご紹介!
Wallraf-Richartz Museum ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 とは
ケルン大学の学長も務め、神学者であり、植物学者、数学者でもあった フェルディナント・フランツ・ヴァルラフ(Ferdinand Franz Wallraf 1748-1824)が1818年に書いた遺言により、彼の死後、コレクションがケルン市に譲渡される事に。
1824年にヴァルラフが亡くなると その遺言通りに芸術作品がケルン市に寄付されたのです。
そして ケルンで一番古い博物館として 1827年にその芸術品が公開される事になりました。
その後、1844年に学芸員であったヨハン・アントン・ランブーが 美術館の拡張の必要性を訴え、ケルンの商人であったリヒャルツ(Johann Heinrich Richartz) が美術館建設のために寄付をしました。100,000Talerほど寄付したそうですが、一体今の価値でいくらくらいなのでしょうね?
この美術館はこうしてWallraf-Richartz Museum ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 という名前になり 1861年7月1日に改めて開館したそうです。
現在の美術館の建物は 改築を重ね 2001年1月19日にオープンしています。
ヴァルラフ・リヒャルツ美術館のコレクション
中世、13世紀から16世紀に渡る宗教画、
17,18世紀のバロック絵画、
19世紀に入ってからのロマン派や印象派絵画、そしてスケッチなども展示されています。
ヴァルラフ・リヒャルト美術館に展示されている有名な作品
特に美術に詳しくない人でも 名前くらいは知っている画家の作品を多く見る事ができます。
この美術館に展示されている名画のほんの一部を紹介すると・・・
現ドイツのジーゲンに生まれ、現ベルギーのアントワープで亡くなったルーベンスの作品もいくつか見る事ができます。
美術館内には 大きなバッグは持ち込めませんが(クロークに預けます・無料)館内は撮影可。
ブリューゲルやレンブラントの名画もありました。
レンブラントの最晩年の自画像です。
バロック絵画ばかりではなく、印象派、ポスト印象派の絵画もあります。
あのゴッホの名画!
ヴァルラフ・リヒャルツ美術館の展示室内
沢山の名画があると 作品一つ一つゆっくりと鑑賞、見学したいですよね。
この美術館も他の大きな美術館のように、絵画を座ってゆっくりと見学できるスペースもあります。
中世の宗教画のコーナー、祭壇の絵画のコーナーには教会のよう。
この椅子に座って祭壇の絵を鑑賞する事ができます。
また、こんな展示室も。
気持ちよさそう・・・
いくつかのコーナーでは 子供用のクイズが書かれた紙も置いてありました。
ドイツ語のみですが 美術に関する事がわかりやすく書いてあるので 大人でも楽しめます。
美術作品を鑑賞して疲れたら・・・
この美術館にも 建物入り口に ミュージアムショップ、カフェ&レストランがあります。
ランチタイムは終わっていたのですが 折角なので コーヒーとケーキをいただきました。
食事したい場合は ランチタイムに!
ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 インフォメーション
場所
ケルン中央駅から歩いて行く事ができます。
Obenmarspforten
Am Kölner Rathaus
D-50667 Köln
開館時間
火曜日〜日曜日・祝日 10時〜18時
第1&3木曜日 10時〜22時
月曜日 休館
入場料
大人13ユーロ 学生8ユーロ
18歳未満の子供は常設展は無料。
ヴァルラフ・リヒャルツ美術館のインフォメーションは この美術館のサイトで確認してください。特に駅からの地図はわかりやすいですよ。
Wallraf-Richartz-Museum ウェブサイトはこちら(英語) そして こちら(ドイツ語)です。
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