当サイトは記事内に広告を含む場合があります

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館〜ケルンの博物館

ドイツ観光
この記事は約4分で読めます。

私の住むノルトライン=ヴェストファーレン州には 大都市がたくさんありますが 文化・芸術というと やはりあの大聖堂で有名なケルンです。
自宅からそう遠くないので よく出かけます。


これからの良い季節、そして もうすぐ嬉しい夏休み!
せっかくのお休み、旅行したいですね! 大都市に行くならゆっくりと博物館や美術館巡り、いいかも!

というわけで 本日はケルンで最古の美術館と言われる
Wallraf-Richartz Museum ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 をご紹介!

スポンサーリンク

Wallraf-Richartz Museum ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 とは

ケルン大学の学長も務め、神学者であり、植物学者、数学者でもあった フェルディナント・フランツ・ヴァルラフ(Ferdinand Franz Wallraf 1748-1824)が1818年に書いた遺言により、彼の死後、コレクションがケルン市に譲渡される事に。

1824年にヴァルラフが亡くなると その遺言通りに芸術作品がケルン市に寄付されたのです。
そして ケルンで一番古い博物館として 1827年にその芸術品が公開される事になりました。

その後、1844年に学芸員であったヨハン・アントン・ランブーが 美術館の拡張の必要性を訴え、ケルンの商人であったリヒャルツ(Johann Heinrich Richartz) が美術館建設のために寄付をしました。100,000Talerほど寄付したそうですが、一体今の価値でいくらくらいなのでしょうね?
この美術館はこうしてWallraf-Richartz Museum ヴァルラフ・リヒャルツ美術館  という名前になり 1861年7月1日に改めて開館したそうです。

現在の美術館の建物は 改築を重ね 2001年1月19日にオープンしています。

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館のコレクション

中世、13世紀から16世紀に渡る宗教画、
17,18世紀のバロック絵画、
19世紀に入ってからのロマン派や印象派絵画、そしてスケッチなども展示されています。

ヴァルラフ・リヒャルト美術館に展示されている有名な作品

特に美術に詳しくない人でも 名前くらいは知っている画家の作品を多く見る事ができます。

この美術館に展示されている名画のほんの一部を紹介すると・・・

シュテファン・ロッホナー「薔薇垣の聖母」(1450年頃)

現ドイツのジーゲンに生まれ、現ベルギーのアントワープで亡くなったルーベンスの作品もいくつか見る事ができます。

ルーベンス「聖家族」(1634年)

美術館内には 大きなバッグは持ち込めませんが(クロークに預けます・無料)館内は撮影可。
ブリューゲルやレンブラントの名画もありました。

レンブラント「ゼウクシスとしての自画像」(1665-1669年)

レンブラントの最晩年の自画像です。

バロック絵画ばかりではなく、印象派、ポスト印象派の絵画もあります。
あのゴッホの名画!

ゴッホ「アルルの跳ね橋」(1888年)

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館の展示室内

沢山の名画があると 作品一つ一つゆっくりと鑑賞、見学したいですよね。

この美術館も他の大きな美術館のように、絵画を座ってゆっくりと見学できるスペースもあります。

中世の宗教画のコーナー、祭壇の絵画のコーナーには教会のよう。

この椅子に座って祭壇の絵を鑑賞する事ができます。

また、こんな展示室も。

気持ちよさそう・・・

いくつかのコーナーでは 子供用のクイズが書かれた紙も置いてありました。
ドイツ語のみですが 美術に関する事がわかりやすく書いてあるので 大人でも楽しめます。

美術作品を鑑賞して疲れたら・・・

この美術館にも 建物入り口に ミュージアムショップ、カフェ&レストランがあります。

ランチタイムは終わっていたのですが 折角なので コーヒーとケーキをいただきました。
食事したい場合は ランチタイムに!

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 インフォメーション

場所

ケルン中央駅から歩いて行く事ができます。

Obenmarspforten
Am Kölner Rathaus
D-50667 Köln

開館時間

火曜日〜日曜日・祝日 10時〜18時
第1&3木曜日 10時〜22時
月曜日 休館

入場料

大人9ユーロ 学生6.5ユーロ
18歳未満の子供は常設展は無料。 

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館のインフォメーションは この美術館のサイトで確認してください。特に駅からの地図はわかりやすいですよ。
Wallraf-Richartz-Museum ウェブサイトはこちら(英語) そして こちら(ドイツ語)です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました