大学生は勉強に忙しい〜ボローニャ・プロセス20年

ドイツの生活

あと1ヶ月足らずで夏休みです!

夏休みに入るのはSchule(学校)ですが 大学も7月中旬で「講義お休み期間」に入ります。
とはいえ、この「夏ゼメスター」と「冬ゼメスター」の間に試験があるのだそうですよ。

世間は夏休みでも 大学生は遊んではいられない・・ですね。

大学といえば、受験勉強を終えて 人生で一番楽しい時期だった、という人も少なくないかと思います。
かくいう私も大学生活がこれまでの人生で一番楽しかったように思います。
入学してしまえば こちらのもの! よほどの事がない限り4年、8ゼメスターで卒業出来たし。

こちらの大学生は・・
アビトゥーアを取れば 大学で勉強する事はできるので 入学はそれほど難しいものではありませんが 大学生活を続けるのは 大変なようです。

試験に不合格だと 中退、という事も多いにあり得るそうです。

以前、私がドイツの大学をウロウロしていた頃は 10年も20年も大学生を続けている人もいて 試験での成績が悪くても 勉強したい人は学生を続けられるようでした。

が・・・

1999年、ヨーロッパの大学のレベルをどの国も同じにしよう、と ヨーロッパ最古の総合大学ボローニャ大学で会合が行われ、合意された「ボローニャ・プロセス」(ボローニャ協定)によって 大学での学位認定が厳しくなりました。

学生が一定レベルの内容を本当に理解していないと 学位がもらえないとか。
もともと日本よりドイツの方が 卒業は難しい、といわれていましたが、ボローニャ・プロセス実施後、さらに厳しくなり、 理解しておくべきレベルに達していなければ 退学、または学部変更が余儀なくされるそうです。

学部によっては
「大学なのに まるで学校」で 講義に出席しているかも調べられるとか。

大講義室での講義なんて 欠席してもバレない! 
なんて考えてはダメ!なんですって。

今年は このボローニャ・プロセスの調印がおこなわれてちょうど20年。

それまでは 大学を卒業するとDiplomとかいったタイトルがもらえたのですが
今は ボローニャ協定に参加している国では 共通で

  • 学士号(Bachelor)
  • 修士号(Master)
  • 博士号(Doctor)

というタイトルが もらえます。

アーヘンの大学の建物の一つ

ドイツの大学で修士号をとってもフランスで修士号を持っている事が認められるのです。
確かに良い事でもあるようです。

というのは

先日、知人のドイツ在住スペイン人がスペインに戻る事になりました。
理由は 「ドイツの生活費が高くて 僕の給料ではやっていけない」からだそう。

彼はシステムエンジニアで ほとんど家か、出張でヨーロッパの色々な国に行っているのだそうですが(だからドイツでなくても仕事はできる)
スペインの大学出身で (詳しい理由はわからないのですが)彼の学歴はドイツで認められなくて 給料の高い仕事につけなかったのだとか。

仕事はとても出来そうな人なのに、「これだけ?」というようなお給料なのだそうです。

残念ですよね・・彼の学歴が認められていれば もっと給料の良い仕事につけたかもしれないのに。


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