ドイツで飲食して(日本の物よりも)美味しいなあ〜と思うものが牛乳と乳製品、それからソーセージ類なのですが
10月に入ってドイツを騒がせているいる食品スキャンダル、それが
- Wilke社のソーセージからリステリア細菌が見つかった。死者も出た。
- 多くのスーパーの自社ブランドの低脂肪牛乳からエロモナス属のバクテリアが見つかった。
という事件です。
本当に牛乳やソーセージってよく摂るので 他人事ではありません!
10月12日の早朝には牛乳のリコールの件のニュースが流れ、私もあわてて冷蔵庫を開けて確認しました。
どの牛乳がバクテリアに汚染されている可能性があるか、は「在ドイツ日本国大使館」のサイトに書かれています。
該当したのが牛乳でも脂肪分1.5%の低脂肪牛乳。ドイツ語で「Fettarme Milch」(フェットアルメ ミルヒ)と呼ばれているものですが、実は私はVollmilch(脂肪分3.5%)よりも低脂肪牛乳の方が好きなのです。しかも味が悪くなければ、つい安いスーパーのプライベートブランド商品を手に取ってしまいます。(手に入りやすいし)
ああ・・(今回は)困った!
最近、ネットスーパーで購入したのはこれ。

ただ、同じメーカーのものでも、賞味期限が10月24日のものはバクテリアが検出されていないそうで一安心です。
牛乳のパッケージの横にはこういった「どの工場で製造されたか」の工場を表す記号が入っています。

バクテリアが混入してしまった牛乳には
DE NW 508 EG
と入っているそうですよ。 (なので、写真の牛乳は別の工場で作られたものです)
どうやら、この問題となった製品を作った(ミルクをパックに詰めた)工場の設備の管か何かのパッキンが壊れたのか、漏れが生じていたそうです。その隙間からバクテリアが混入したのですね・・・
今回の牛乳の場合はバクテリアが検出されてから、すぐにネットのニュースなどでリコール対象製品が発表され、スーパーなどですぐに対応が始まったようです。
実際にバクテリアに侵された牛乳を飲むと下痢を起こす可能性があるそうですが、飲んだ全ての人が病気になるわけではないとか。
その点はもっと怖いのがソーセージの1件です。
牛乳はどうやらパックに詰める過程でバクテリアが侵入したようで、1リットルのパックの牛乳のみがリコール対象のようですが、細菌が検出されたソーセージ工場の製品は、病院や会社の社員食堂、スーパーのソーセージの対面販売(パックに入っていない)、そしてあのIKEAのレストランにまで製品を卸していたそうです。なんとヴィーガンのソーセージも!
その問題となった工場の記号は
DE EV 203 EG
パックされた安いソーセージなどだと、製造された工場の記号がパックに入っているので
汚染されたソーセージかどうかすぐにわかるのですが。

ニュルンベルガーという焼きソーセージのパック。我が家にあったものは「DE EV 1050 EG」。安心して食べて良いようです。
問題はパックされていない状態で売られているもの、すでに調理されているものです。
病院の食事で出されていたら、それでなくても体が弱っている人がバクテリアに侵された食品を口にしたら・・
Wilke社の製品を扱っている場所は多いそうなので心配ですね。
かといって、ソーセージ抜きのドイツご飯なんて・・短期間なら我慢できますが、長期間となると我慢できそうにありません。
ところで・・こんな事件で不謹慎、と言われるかもしれませんが、ミルクのリコール問題が出てすぐにTwitterを眺めていると
Bakterienverseuchte Milch?
— Ralf 'Snake' Helms (@Snakewhip68) October 11, 2019
😱😱😱
Ich sage es schon lange, nehmt Bier statt Milch, aber auf mich hört ja keiner.
(バクテリアに侵された牛乳?
だから何度も言っているじゃないか! 牛乳の代わりにビールを飲めよ!
だけどだれも俺のいう事に耳を傾けてくれないんだよなあ・・・)
牛乳の代わりにビール、というのが、なんともドイツらしい・・かも。
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