今月、2019年10月から日本の消費税が値上げされましたね。そして、これまでは消費税というと何を買っても8%だったのが、今回の値上げから「軽減税率」が導入されたとか。
ドイツでは1918年に第一次世界大戦敗北による財政危機から消費税が導入され、1968年から軽減税率が採用されています。
消費税導入時、1918年は税率たったの0.5%だったそうですが。
で、軽減税率対象品ですが、これがなんとも複雑です。
日本の軽減税率対象は調べてみると
酒類を除く食品表示法に規定されている飲食料品と週2回以上発行されている新聞は軽減税率の対象になり、消費税8%に据え置かれます。
こちらのサイトより
ドイツでも、簡単にいえば、生きていくのに必要な食料品や教育のために本が軽減税率の対象品になっています。
ですが・・・
これが結構複雑で、飲食するものだったらなんでも軽減税率対象だろう、と思うと、そうではないんですね。
ここで、今回はドイツのコーヒーの消費税を紹介します!
ドイツの消費税
コーヒーの前に消費税の税率はいくらかというと
消費税=19%
軽減税率=7%
です。19%って、高いですよね・・・内税(消費税額を含めた金額表示)なので、消費税が高い!という気にはあまりならないのですが、業務用スーパーや、水道管の工事費とかピアノの調律代とかは大抵最初は消費税を除いた額で表示されるので、実際にお金を払う時に
「あ〜〜、やっぱり19%って高いな〜〜」
と思ってしまいます。
コーヒーにかかる消費税は?
で、本題のコーヒーです。
ドイツ人が大好きな飲み物、コーヒー。
多くの人が朝コーヒーを飲んでいる、とは言っても、コーヒーは嗜好品の一種ですよね。
ですが、
コーヒー豆をスーパーなどで買う場合は消費税7%です。軽減税率対象商品です。
豆でも良いし、豆を挽いて粉として売られているもの、コーヒーパッドでも軽減税率対象品です。
ところが、インスタントコーヒーだと、普通の消費税です。19%です。
最近はドイツのスーパーでもカップに入ったスターバックスなどのコーヒーが売られているのですが、このような加工されたコーヒーやコーヒー飲料にかかる消費税は19%です。
こういったペットボトルとか、カップに入って売っているコーヒーです。
日本ほど沢山のペットボトルのコーヒー飲料はドイツにはありません。
日本ではこんなペットボトル入りとか、缶コーヒーが沢山売られていますよね。
ホットの缶コーヒーは私も一時帰国の際の旅行でよく利用します。
ドイツでは最近になってやっと「Kaffee to go」、カップに入ったコーヒーが売られるようになりました。こちらもテイクアウトでも消費税19%です。
ところで、コーヒーの仲間でも、Latte Macchiato(ラッテ・マキアート)やCappuccino(カプチーノ)といったコーヒーは
ミルクが全体の75%以上を占めているので牛乳と同じ扱いになり、軽減税率扱いなのです。
(牛乳は軽減税率扱いです。)
コーヒーの消費税・まとめ
というわけでドイツでコーヒーを消費するとかかっている消費税は
- コーヒー豆、またそれを挽いた粉・・・7%
- インスタントコーヒーの粉・・・19%
- コーヒー飲料・・・19%
- ラッテ・マキアートなどミルク75%以上のコーヒー飲料・・・7%
- レストラン、カフェなどで店内で飲むコーヒー・・・19%
です。
という事は
テイクアウトでラッテ・マキアートを飲めば、消費税7%なのですよ!
お得ではないですか??
ブラックコーヒーだと19%なのに。
やはりコーヒーはラッテ・マキアートをテイクアウトにしよう!
(とはいえ、内税なのであまり気にならないのですけど・・・ね。)
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