こんにちは、日本に気温を譲って欲しいほど寒い(この夏は異常だ!)ドイツに住むshirousagiです。
長袖カーディガンがないと寒すぎて・・・
先日、地下室があるとモノが溜まって、しかも、この地下室というのはよく水害にあって、保管したモノもダメになってしまうことがある事を書きました。
この記事の中で、現在住んでいる家のボイラーが壊れて修理した、と書きましたが、その時、2017年に書いていたブログ(この「新・ドイツに住むうさぎより」の前身)に修理のことを記録していました。
この古い方のブログはまもなく閉じる予定なのです。
すると内容が読めなくなってしまいます。
一生のうちにそうそう経験しないであろう(したくもない)、ボイラーの故障と修理。
ここで、こちらのブログに、ドイツの地下室の様子のお知らせを兼ねて、記録を残しておくことにしました。
ボイラー交換をしたのは2017年の年末のことです。
セントラルヒーティングと水道から温水のためのボイラー
ドイツの大抵の建物は、長い冬に備えて、セントラルヒーティングが完備されています。
(まれに今でも、古い、暖炉だけが暖房設備、という家もありますが)
このセントラルヒーティング、石油かガスによる温水セントラルです。
我が家の旧式のボイラー
それはこれ。
赤い四角いのが暖房用のボイラー。左の大きな白いのが温水を貯めるタンクのついた、水道の温水用のボイラーです。
見てわかる通り、温水用のボイラーには上部が錆びている!
このまま放置していたら、
- ボイラーが壊れて、中に貯めてある温水が噴き出るという事故が起こるかも
- すでに実は水漏れが起こっていた(見えなかった)
- 旧式なので、エネルギー効率が悪い(ガス代がかかる)
という理由で、ボイラー交換となりました。
我が家の現在のボイラー
で、現在のボイラーはこれ。
旧式と違って、スペースも取らないし、スッキリ!
床スペースが広くなったのは嬉しいですね。
水漏れで地下室の修理
このボイラーの故障は目に見えたサビの部分だけではなくて、壁とボイラーが接触している部分から
すでに「水が壁に染み込んでいた」のです。
そう、今回の大雨の時に地下室が浸水にあったのと同じような被害が発生。
地下室のものを地上階に運び出し、しばらく乾燥機を作動
そこで、被害にあった地下室の住居可能な3部屋にあったものを全て運び出し、壁紙も剥ぎ取り、床のカーペットなどの床材も剥ぎ、乾燥機の登場です。
こちらは小さな部屋に置かれた小型の乾燥機。
こちらは広い部屋に置かれた大きめの乾燥機。ったって、写真で見ると、大きさなんてはっきりわからないけれど。
この乾燥機を約10日間、作動させ続けて、地下室の壁が乾きました。
壁紙を貼る
乾いた壁の、カビが発生して黒くなっていた部分にはカビ取りの薬が塗られ、壁紙が貼られます。
オーソドックスに白い、一般的な壁紙を貼ってもらいました。
真っ白で 表面がザラザラしている、「Raufasertapete」と呼ばれる壁紙です。
こんな感じでホームセンターでよく見かけます。
水害に遭わなくても、家の壁紙は汚れが目立ってきたら張り替えるので、この張り替えを自分でする人も結構いますね。
大掛かりな仕事なので、我が家はいつも専門の人に頼んでいます。
これを自分でする人を尊敬してしまいますよ。
こんな大きな専用の作業台を組み立てて、その上で壁紙にノリをつける作業。
はあ、想像しただけで、めまいが・・・
私が壁紙を貼ったら・・・皺だらけになりそう!
壁紙の上に塗料を塗る
壁紙を綺麗に貼ってもらったら、さらにその上から専用の塗料を塗ってもらいます。
塗料を塗るのは引越しの際にしたことがあるけれど・・・大変だった!(特に天井)
州によって、家を出る時に壁の塗料塗りをするところ、家に入る時に壁の塗料を塗らなければならないところ、とありました。
入居する時に希望の壁紙、塗料にする方が良いな、と思いますが、どうなんでしょう。
床材を貼る
地下室も乾燥、壁も塗られ、残りは床だけ!
で、まずは床材を決めます。
床材って色々ありますよね。
- カーペット
- フローリング
- クッションフロア
- タイル
などなど・・・(流石に「畳」はない)
で、今回の床材は地下室!
我が家の地下室は家全体の割には広くて、
- 物置
- 洗濯機置き場とボイラー
- 住居スペース2部屋
があります。
地下室はどんなに丁寧に作っていても、水害に遭う危険性が0%ではない、ので、セメントの床(Estrich・エストリヒ)にすることが多いそうです。
が、住居部分までセメント剥き出しの床って・・・考えちゃいますよね。
そこで我が家が選んだのはクッションフロアです。
PVC(ポリ塩化ビニール)の床材ですが、見本を見せてもらうと、本物の木製のフローリングに負けない見栄えの良さ。
床材を貼る下準備
カタログ、見本で選んだ床材の色、デザイン、質感がその部屋にマッチしているか、実際に1枚ほど持ってきてもらって、床においてチェック。
真っ白な壁にグレーの床。モダンでいい感じです。
床材を剥ぎ取った床
床に下地を塗って2日間放置(これは職人さんのスケジュールの都合だったのかも)
床材を貼る
職人さんが一人で黙々と床材を敷き詰めてくれました。完成!
綺麗になって満足です!
ところで、この地下室の修理、これはボイラーの故障が原因なので、保険で修理代が支払われました。
床材は保険で払ってもらえる範囲のものの中からチョイス。
なので、高級な贅沢な床材は選べませんでしたが、保険適用内の床材でも
とってもとっても満足しています!
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