先日、狩猟を趣味としている知人から鹿のレバーをいただきました。
(料理したレバーの写真を取り損ねた、残念!)
なんでも、アウトバーンの近くの森では鹿が増えすぎて、道路に鹿が飛び出し、車と衝突する事故が増えているとか。
そのため、狩猟の季節になった10月の今、森の野生動物のパトロールをして、鹿を狩ってきたそうです。
増えた野生動物との交通事故
ドイツ全土で自動車と野生動物との衝突などの交通事故は、2019年で年間に29万件以上あったとか。
こちらはそのデータです。(データ元はこちら)最新が2019年だけど。
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年間約30万件ということは・・・1日あたり約800件。毎日800匹の動物が事故に遭っているようです。
この野生動物との事故で、犠牲になる動物で一番多いのが
鹿
なんですって。
鹿、かわいいのに・・・気の毒。

夜行性の動物、夕方の薄暗くなった時が危ない!
うさぎもそうだけど、鹿も夜行性の動物で、夕方、日が沈んで、辺りが薄暗くなった頃から活動を始めます。
特に、この日没が早くなる季節、車で田舎を通り抜けているアウトバーンを走っていると、鹿が道路に現れることが!
特に事故が多いのは4,5月、それから10月から12月にかけて、ですって。
田舎の道にはこんな道路標識が立っているけれど。


野生動物が横切るかもしれないわよ〜〜
(と言う意味)
この標識があるところでは、暗い時間に車を走らせる場合は、森や畑や畦道などでは速度を落として、動物がいないか、気をつけて、いつでもブレーキを踏めるように、ですって。
田舎の道やアウトバーンを80km/h以上のスピードで走っていて、鹿が飛び込んできたら・・・

その衝撃は何トンにもなるんですって。
車は壊れるし、怪我をする人も、死亡事故になることも・・・
鹿に「ここは車が通るから、来てはいけないよ!横切ってはいけないよ!」と言っても伝わらないしなあ。
もし、野生動物と衝突したら
日が短くなると、嫌でも暗い道を車で走らなくてはならないことがあるけれど、私は今のところ鹿と遭遇したことはありません。
だけど、いつ車の運転中に鹿など野生動物と衝突するか、わかりませんよね。
実際、あの「野生動物に気をつけろ!」の標識が立っている道をよく通っているし。
もし、野生動物と事故ったら・・・(ドイツでは)
- 他の車が気が付くように、ハザードランプをつけて、三角表示板を立てる
- 警察に通報する
- 怪我、または死んだ動物に触らない
- 事故に遭った車と動物の写真を撮る
- 警察、猟師、または森の所有者に事故の証明を書いてもらう
- (証拠がなくなる前に)保険会社に連絡する

つい、事故に遭った動物に近寄って、様子を見るために動物に触りたくなりそうだけど、
野生動物だから、何の病気をもっているかわからないわね。
気をつけよう・・・(手袋をする!)
狩った鹿の肉は肉屋さんで捌いてもらいます
ところで、狩猟で狩った鹿。
すぐに猟師さんが契約している肉屋さんに持っていって、捌いてもらったそうです。
レバーだけは新鮮なうちに、と言うわけで、いただきましたが、後の肉は肉屋さんが「これ、もも肉」などと分けて、人間が食べて良いようにしてくれるんですって。
鹿のもも肉、手に入るかな〜〜楽しみにしている秋の日、ですよ。

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