国によって、場所によって習慣が違うということはよくありますよね。
その習慣が良い、悪い、という問題ではなくて、その国や地域によって、マナーが違うということが。
ドイツに長年住んでいると、どんな習慣が日本とドイツ(欧米)では違うのか、あまり考えなくなってしまったshirousagiです。
そんな本日、こんな動画を見ました。
この動画を見て「そうだったな〜」と思い出したり、「今になると(ドイツ人の習慣が普通になっているので)日本人のこの癖が気になるな」と思うことを紹介します。
私がドイツで生活するにあたってやめた習慣
他のヨーロッパの国がどうなのか良くわからないのですが、上の動画を見ると、少なくともアメリカでは同じようです。
このブログでは「ドイツ」と書きますが、欧米諸国でのマナー、習慣は似通ったものがありますね。(多少は違うけれど)
麺類をすすって食べる

これはご存知の方も多いと思います。
私もドイツに来る前に多くの本やテレビなどで見聞きして知っていたので、ドイツ人と一緒の食卓では「スパゲティーは絶対にすすらない!」と気をつけていました。
結果、今やラーメンや蕎麦ですらすすって食べれません。(涙)
最近は日本人の友人とドイツでお蕎麦を食べる機会もできたので、すする練習をしています!

お蕎麦はすすって食べた方が美味しいですよね。
日本人ばかりの場所だとすする音を迷惑に感じる人もいないだろうし。
鼻をすする

これもドイツ出発以前に聞いて、ドイツ滞在1年目はとても気をつけました。
鼻水をすするのは健康上もよくないですよね。人前で鼻をかむのは全く問題のないドイツ。風邪で困っている時は遠慮なく鼻をかめて、とてもありがたいです。

日本にいた時、
実は子供の頃とても頻繁に鼻風邪をひいて、授業中に鼻をかめずに苦労したの
今や日本滞在中に鼻水をすする音を聞くとちょっと辛いです。「鼻かんだ方が体にいいよ〜」と言いたくなります。
ドイツで暮らし始めて気にしなくなったこと
麺をすする、スープをすする、鼻をかむといった音。これらの音はドイツで暮らすようになってから立てなくなりました。
逆にドイツに来てから音をたてても気にしなくなったのは
- 鼻をかむ時
- ストローで飲み物を飲んでいて、飲み物がなくなる寸前にでる音(動画ではフランスではしない、とありますが、ドイツでは耳にします)
ドイツ人がびっくりした日本の習慣
それは、食器を手に持って食べる、です。
親日家の友人の家庭に食事に招待された時の事。
その友人のご両親はごく普通のドイツ人で、特に日本に興味があるわけでもなかったのですが、私がいるので、日本っぽく丼でご飯を食べよう、ということになりました。

30年以上も前のこと。親日家といえど、日本の食事はいつも、丼にご飯をよそって、その上におかずというスタイルだと思われていたけれど。
その家族と私の前には、箸と小ぶりの丼に入ったご飯とおかず。
丼を左手で持ち上げて、箸で食べる友人と私を見て、その家族全員「へ???」と不思議な顔。
友人が「日本ではね、左手で丼やお茶碗を持って食べるのよ」。
好奇心旺盛なお母さんが「そうなの?」と怖々と丼を手に持って、箸で食べ始めました。
その時、私にはどうして彼らが不思議な顔をしていたのか、わからなかったのです。
ナイフとフォークに大きなプレートのドイツ式の食事スタイルだと、考えなくてもお皿を持ち上げることはない!
意識しなくても、食器を持ち上げるという動作をすることがないのですよね。

あの大きなお皿を持ち上げて食べるのはマナー違反だけど、皿を持ち上げる方が辛いわ。
左手もあいてないし(フォークを持っているし)
外国に出かけて、うっかりその国のマナー違反をしてしまわないよう、外国に出かける前はその国のマナーや風習などは調べて、余計なトラブルに巻き込まれないようにしたいものですね。

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