5年前までは、家の前にセイヨウツゲ(ボックスウッド)の生垣がありました。
このセイヨウツゲは乾燥にも強く、寒さにも強く、刈り込みにも耐えられるからか、よく庭の生垣に利用されているのを見かけていました。
我が家の家の前の庭の生垣(というより、縁取り)も、この柘植の木、ボックスウッドでした。
セイヨウツゲが害虫に負けた
5年ほど前に、その家の前の生垣のセイヨウツゲ(Buchsbaum)の葉が茶色くなり始め、薬を散布しても間に合わず、残念ながら枯れてしまいました。
原因は害虫だとか。
我が家に植物の手入れ、病気や害虫に詳しい人間がいなかった、というのもあるけれど、同時期、近所の数軒の庭のセイヨウツゲの生垣も同じような症状で枯れていたのです。
どうやら、「害虫にやられた。その害虫は外来種で、天敵はここにいないから、あっという間にその害虫が増えて、この辺り一帯に広まった」とか。(近所の人のお話)
枯れてしまったものは仕方ありません。
近所の他の生垣に被害が及ばないうちに、すべてのツゲの木を処分。
ツゲの代わりに植えたのはブナ
このツゲの代わりに植えたのはブナ(Buche)です。
プロの庭師さんに相談して、ブナの生垣にしました。
上の写真は5年前の4月。
まだ緑の葉をつける前のブナです。
あれから5年たった夏には、家の前の生垣は緑で溢れていました。
同じ場所とは思えないくらい、緑に溢れています!
我が家の庭にやってきてから、これまで5年ほど、暑い、水不足の夏にも耐え、寒い冬にも耐え、ズボラな住人の手入れ不足にも耐え、大きく成長しました。
この環境でよく育ったわね!
まあ、生垣なので、伸びすぎた枝はその刈り込まれていますが。
ブナのデメリットって・・・
育てやすくて、ドイツの気候に合っているブナ。
家の前、道路に面している場所なので、人目につくし、伸びすぎると通行人の邪魔にもなりますよね。
その点、育ちやすく手入れしやすい植物というのはとても助かります。
なんだけどねえ、このブナにも大欠点があるのよ。
今日は何を言いたいかって?
5年前まで植えられていたセイヨウツゲは常緑低木。今植えられているブナは落葉樹なのです。
そうです、これからの季節、この生垣のブナの木も葉っぱを落とすのです!
セイヨウツゲは葉を落とさななかったのに
葉っぱを落とす→落ち葉集めの修行が始まる!
これからしばらくは、大雨が降らない限り、暇さえあれば落ち葉集めよ。
大仕事なのよ・・(泣きたい・・・)
その上、落葉樹でどんぐりのなるナラの木があるのよ・・・この落ち葉が全部金貨になればいいのに。
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