昨日、このブログでお知らせした通り、12月8日の午前11時に「全ドイツでの緊急警報試験」が行われました。
でね、この時に私のスマホもメッセージが来て、警報音も鳴ると思っていたら鳴らなかったのです。
え?どうして?
鳴った警報は穏やかだった
緊急警報テストの行われた午前11時、予定通り在宅中。ランチの用意をしていました。
すると、いつもよく聞くサイレン音が。(毎週土曜日のお昼にも鳴っている)
「確かに鳴っているけれど、これだけ?」
おかしいなあ〜スマホも警報を鳴らすはずなんだけどなあ。メッセージも来るはずなんだけどなあ。
そう、今回の「全ドイツ緊急警報テスト」の目玉(じゃない、特にチェックしたかった事)は新しく導入したCell-Broadcast-Technologie(セルブロードキャスト)を使っての、スマホに緊急警報を送る、というものだったのです。
セルブロードキャストというのは
携帯電話などの移動通信端末に対して、災害や公衆安全に関する情報などを短文で一斉同報配信するシステム・サービスです。
事業者側から利用者側へ一方通行で送信する通信のことですって。
警報が鳴るスマホの条件は厳しかった
緊急警報のアプリを入れていなくても、スマホに電源が入っていて、受信可能だったら緊急警報を受け取れるように、と開発されて、今回の「全ドイツ緊急警報テスト」でしっかりテストします!
というわけで、私のスマホにも、そのお知らせが来ていました。
なので、「12月8日になったらテストの警報が鳴るんだ」と思い込んでいたんです。
メッセージの下方にあった「警報が鳴るスマホの条件」リンクも一度チラッと目を通したけれど、「大丈夫よね〜特に設定しなくていいはずよね〜」と多忙に紛れてそのまま放置。
(多忙だったのはせっせとドラマの動画を見ていたから、というのは、ドイツ国には内緒よ)
私のスマホは買い替えたばかりだったから最新型だし、iOSだって最新だと思いこんでいたわ
ところが警報が鳴らなかったので、調べたら、私のiPhoneのiOSが16.0だった!
慌ててアップデートしたわ
iPhoneの場合、最新のiOS(16.1以上)、しかも「設定」の「通知」の一番下までスクロールして「テスト通知」をオンにしないといけなかったのです。
でもね、デフォルトは「テスト通知」がオフになっていたのよ。
あちこちのニュースで「警報テスト」があるのは知っていたけれど、「設定」しなくちゃいけないって、テストが終わるまで知らなかったわ・・・
(緊急警報のアプリNINAを入れておけってことかしらん?)
スマホ自体も古いスマホだとだめ。例えばiPhone6だと警報は来ません。Androidでも古い機種は鳴らないのですって。
コロナのアプリもそうだったけれど、新しい機種のスマホでないと使えないなんて、庶民の味方とは言えな・・・
(※追記:「テスト通知」がオフになっていても、息子のスマホの警報は鳴りました。やっぱり最新iOSにしていなかったから?それとも単にシステムの不備?)
隣国のスマホ用警報はもっと進んでいるよ
日本ではすでにスマホの緊急速報通知がありますよね。
アラームが鳴った、というツイートなどをよく目にします。
ヨーロッパでもスマホへの緊急警報を出すシステムは発達していて、隣国オランダでは同じようなシステムを使ったアラームが2012年からあるのですって。
しかもオランダは年に2回のアラームテストを行っているとか
いや〜ドイツだって、アプリの「NINA」は2013年からあるのよ。
でも今回はアプリなしでも「セルブロードキャスト」で警報が来るっていうから、期待していたんだけどなあ。
「緊急警報のテスト」は2020年になってやっと始まって、でも失敗。2021年はなし。今年2022年は12月になんとか実行できて、一応「成功した」との評価だそう。
まあ、私もこれで「iOSと設定を見直しておこう」と気をつけるようになったから良かったのかな。
災害発生時に備えて警報を受け取れるように準備できた、ということでテストは成功だと思っておこう
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