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肉屋はどこに行ったの?〜ドイツの精肉店が減っている

ドイツってこんな国!?
この記事は約3分で読めます。

このところお天気が崩れやすいので、森や公園を散歩するのはやめて、町をうろついているshirousagiです。

町の商店街を歩いていると、閉店してしまっている店舗があちこちに。小さな店舗は大変だよね、と思いつつ、行きつけのパン屋さんの前を通って・・・ふと思った。

ドイツのパン屋さんの数が激減しているんだったなあ〜

そういえば、今ドイツは肉屋の数も激減しているんだとか。

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肉屋の数が減っている

ドイツ全土で2003年(20年前)には18,320件あった肉屋さん、2022年には10,335件に減少しているのですって。

1年間で平均800件ほどの肉屋がお店をたたみ、500件ほどの新しい肉屋が開店するそうですが、その差は300。

毎年、約300件ほど肉屋の数が減っているのだそうです。

shirousagi
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2002年から2021年の店舗数のグラフを見たけれど、

完璧なほどの右肩下がりよ。

こちらにそのグラフがあります)

肉屋の数が減少しているわけ

よく聞かれる、肉屋・精肉店の数が減った理由はこれ。

  • 衛生基準が厳しくなって、肉屋の開店、営業が難しくなった
  • 人手不足

衛生基準は厳しくしてほしいですよね。それでなくてもここ3〜4年で何度か、肉や乳製品のスキャンダルが起きています。

人手不足は、これはもう、どの業界でも深刻な問題。

shirousagi
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先日、とあるスーパーのパート募集の広告を見たのだけど、

履歴書不要、応募後すぐに働けます!」って。

肉屋でも、履歴書は建前だけで、実際には不要(内容が少なくてOK)というお店もあるのだとか。

肉屋が少なくなった理由には「儲からない」もあると思うのだけど、昨今のヴィーガンブームも肉屋にとっては「敵」よね。

町中から肉屋が消えた

これ、本当に私も実感しています。

今住んでいる町に引っ越してきてから約30年。

引っ越してすぐには車を持っていなかったので、よく町を買い物がてら散歩していました。

そこで、駅の前とか、行きつけのスーパーの近くとかに肉屋があって、「パーティーサービスします!」の広告が出ていたのよね。

「そうかあ、なにかホームパーティーとかする時には、肉屋のパーティーサービスっていうのも、ドイツ人向けだったらいいかもね!」と思っていた私。

shirousagi
shirousagi

その頃はSushiなんて知られていなかったし、ソーセージとか肉屋のサラダの方がウケが良さそうだったし

20年ほど前に、肉屋さんで働いている人とお友達になって、週末にはその人が働いている肉屋まで出掛けて1週間分のお肉を買っていたのです。

なのに、それから2年ほどで、その友人は肉屋を解雇されているんです。(その1年後に亡くなってしまいました)

あの時は「クビになっっちゃったのか。気の毒だな」くらいにしか思っていなかったのですが、お店の売り上げが少なくなっていたのかな?

それから、ふと気がつくと、よく見かける駅の前の肉屋がなくなり、近所の肉屋がなくなり、スーパーへ行く道の途中にあった肉屋がなくなり・・・

気がついたら、私の日常の行動範囲、買い物する範囲には、精肉店がない!

(スーパーの店舗内にある肉屋はまだある)

shirousagi
shirousagi

ドイツ人って、肉食でしょ。豚肉大好きでしょ

お魚はあまり食べないのに

なのに肉屋がないなんて

いや、ほんと、肉屋さん、どこに行ってしまったの?

(日本人な私は、あまり肉を食べないから、肉屋がなくても不便はしていないけれど、ちょっと寂しい!)

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