このところお天気が崩れやすいので、森や公園を散歩するのはやめて、町をうろついているshirousagiです。
町の商店街を歩いていると、閉店してしまっている店舗があちこちに。小さな店舗は大変だよね、と思いつつ、行きつけのパン屋さんの前を通って・・・ふと思った。
ドイツのパン屋さんの数が激減しているんだったなあ〜
そういえば、今ドイツは肉屋の数も激減しているんだとか。
肉屋の数が減っている
ドイツ全土で2003年(20年前)には18,320件あった肉屋さん、2022年には10,335件に減少しているのですって。
1年間で平均800件ほどの肉屋がお店をたたみ、500件ほどの新しい肉屋が開店するそうですが、その差は300。
毎年、約300件ほど肉屋の数が減っているのだそうです。
肉屋の数が減少しているわけ
よく聞かれる、肉屋・精肉店の数が減った理由はこれ。
- 衛生基準が厳しくなって、肉屋の開店、営業が難しくなった
- 人手不足
衛生基準は厳しくしてほしいですよね。それでなくてもここ3〜4年で何度か、肉や乳製品のスキャンダルが起きています。
人手不足は、これはもう、どの業界でも深刻な問題。
先日、とあるスーパーのパート募集の広告を見たのだけど、
「履歴書不要、応募後すぐに働けます!」って。
肉屋でも、履歴書は建前だけで、実際には不要(内容が少なくてOK)というお店もあるのだとか。
肉屋が少なくなった理由には「儲からない」もあると思うのだけど、昨今のヴィーガンブームも肉屋にとっては「敵」よね。
町中から肉屋が消えた
これ、本当に私も実感しています。
今住んでいる町に引っ越してきてから約30年。
引っ越してすぐには車を持っていなかったので、よく町を買い物がてら散歩していました。
そこで、駅の前とか、行きつけのスーパーの近くとかに肉屋があって、「パーティーサービスします!」の広告が出ていたのよね。
「そうかあ、なにかホームパーティーとかする時には、肉屋のパーティーサービスっていうのも、ドイツ人向けだったらいいかもね!」と思っていた私。
その頃はSushiなんて知られていなかったし、ソーセージとか肉屋のサラダの方がウケが良さそうだったし
20年ほど前に、肉屋さんで働いている人とお友達になって、週末にはその人が働いている肉屋まで出掛けて1週間分のお肉を買っていたのです。
なのに、それから2年ほどで、その友人は肉屋を解雇されているんです。(その1年後に亡くなってしまいました)
あの時は「クビになっっちゃったのか。気の毒だな」くらいにしか思っていなかったのですが、お店の売り上げが少なくなっていたのかな?
それから、ふと気がつくと、よく見かける駅の前の肉屋がなくなり、近所の肉屋がなくなり、スーパーへ行く道の途中にあった肉屋がなくなり・・・
気がついたら、私の日常の行動範囲、買い物する範囲には、精肉店がない!
(スーパーの店舗内にある肉屋はまだある)
ドイツ人って、肉食でしょ。豚肉大好きでしょ
お魚はあまり食べないのに
なのに肉屋がないなんて
いや、ほんと、肉屋さん、どこに行ってしまったの?
(日本人な私は、あまり肉を食べないから、肉屋がなくても不便はしていないけれど、ちょっと寂しい!)
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