アップルジャパンで免税購入されたiPhoneが、転売目的での購入だったのではないかと、140億円もの追徴課税されたとか。
ここ数年、日本に一時帰国するたびに思うのが「日本では免税での買い物が簡単過ぎる」ということ。
海外からの観光客を多く呼び寄せたい、という国や、その観光客の買い物で売り上げをあげたい、という店や企業の意図はわかるのですが、私はこの「簡単に免税で買い物できるよ」というシステムが本当に日本を豊かにしてくれるのか疑問だと思うのです。
在独日本人にはあまり魅力的ではない「免税販売」
空港税関に関しては、一般的に知られていないことが多いのですが、簡単に言ってしまえば
「日本で免税で購入したものでも、ドイツ入国時に課税される」
のです。(詳しくは在独の方は在デュッセルドルフ総領事館のページやドイツのZollのページを見てください)
日本で免税でiPhoneを購入しても、在独なら関税としてドイツ入国時に17.5%(だと思う)課税されるのです。
だったら免税品を買っても仕方ないですよね。
私は今日本に持ってきているiPhoneもiPadもドイツで買って、その時の領収書も持参してしているの
日本での免税購入が簡単すぎる
ドイツで日本在住の人がiPhoneを購入する場合、ドイツのアップルストアで「免税で」と書類を作ってもらいます。でもその場での支払いは消費税込み。
日本へ帰国する際に、その書類をドイツの空港に提出して、さらに日本に到着してから手続きをして、ドイツで支払った消費税分を返金してもらいます。
なのに・・・
日本ではお店で支払う時点ですでに「免税価格」。
お店によっては、在外邦人でも海外に住んでいるという証明のビザを提示しなくても免税でお買い物が出来てしまうのです。
これって、簡単過ぎない?
本来は免税で買ったものを日本から出国する時に、本当に日本から持ち出すことを示さなければならないのに、出国手続きで「免税での買い物はしていない」と言えばそれまで。
質の良い観光客を日本に呼んだ方が良いのでは?
実は在外邦人の私としては、今回の帰国中、免税でお買い物をしようと思っていました。
でもね、円安だし、地元の住民が買い物をするようなスーパーで私の買い物意欲は大満足。
こういう店だと免税手続きなんてないし、定価より安い。
それに、免税と言っても10%よ。1万円のお買い物でも1,000円安くなるだけなのよ。
そりゃ、1,000円だって貴重なお金だけど
私の勝手な想像だけど、日本旅行をして「せっかくの旅行だから」と言って高級なレストランで食事をしたり、良いホテルを利用する旅行客の方が、日本を大事にしてくれると思うのです。
そして、彼らは「免税」にはこだわらないと思うのです。
免税目当てでやってくる海外からのお客さんばかりだと「だから外国人には来てほしくない」と思われる気がするのですよ。(はっきりとは言わないけれど、そんなマナーの持ち主が多いような)
貧乏旅行をする学生なら、それはそれで免税のお買い物が目的ではなく日本に来ると思うのです。
だから、「インバウンドだ!」と言っても、免税でのお買い物を簡単にしない方が日本のため、だと思うのだけど、素人意見なのかな?
免税でなくても、素敵な物の多い日本。旅行客はお値段が少々高くても買うよ、きっと!そりゃ、爆買いはしないだろうけど。
そして、日本に消費税を支払ってもらおうよ!
爆買いするのは在外邦人だな。お金なくても爆買いしてる・・・
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