コロナ禍で経済が打撃を受けたその対策の一環として、ドイツのいわゆる消費税、Umsatzsteuer(USt・ウムザッツシュトイアー)、一般にはMehrwertsteuer(MwSt・メアヴェアトシュトイアー)と言われている税金の率がこの7月1日から12月31日まで下がります。
これまで19%だったものは16%に、食品など7%だったものは5%に!
たった2~3%とはいえ、消費税が下がるのは嬉しいですよね。一般消費者としては値下がりすれば嬉しい。今がチャンスと買い物に行こうかなと思います。
実際にスーパーの広告を見ても、
「7月1日から表記されている値段から消費税率引き下げ分の値下げをします!」とあります。

生活に必要な食料品が安くなる!
ですが、食料品、特に野菜などは値上がりが予想されているので、消費税がさがっても価格は上がっちゃうかもね。
この消費税率の引き下げ、企業が売り上げに応じて払うUmsatzsteuerの税率引き下げなので、一般消費者への価格を値下げする義務はありません。
コロナ以前の価格のままで販売し、国に収める税金の金額が減るのでその差額の増加でこのコロナ禍を乗り越える、と言う方法も考えられます。
修理などのサービスは部品などをすでに値下げ前の消費税の価格で仕入れているはずなので、「消費税が下がったからサービス料金も値下げ」には応じれないかもしれませんね。・・・どうするのかなあ?
また、今回のコロナでは本当に大打撃を被ったレストラン業界には特別な規則で、
2020年7月1日から2021年6月30日まで1年間、通常なら19%の消費税を7%に引き下げ(飲み物は別)
だけど、7%だから今年の年末までは5%になるか、と言うとそうではないとか。
そして、レストランでテイクアウトを頼むと、こちらは元々から7%だったので、これが今年いっぱい5%です。でも飲み物は7%に下がっていないので、19%から16%に下がります。
え??なんだか複雑〜〜
ホテルだと
- 宿泊は7%→5%
- ホテルのレストランでの食事は19%→7%(2021年6月まで)
- ホテルのレストランでの飲み物は19%→16%
- ホテルのレストランでのテイクアウトの食事は7%→5%
- ホテルのレストランでのテイクアウトの飲み物は19%→16%
元々、コロナ禍対策の消費税値下げ以前にドイツの消費税って(笑えるくらい)複雑なのに・・・
我々消費者は言われた金額を払うだけなので楽ですが、ホテルなどの税理士は大変だろうなあ・・・
いえ、修理工房でも医者の診療所でも・・この期間限定の特別消費税、どうやって計算するのかしら?ね?

まだまだお店に行くにはマスクをしなくてはいけないし、レジの前は間隔を開けて並ぶからレジの前の行列は長いし、レストランに行っても名前や住所を書かないといけないし、IKEAに行ってもレストランは閉まっているし、
で、あまりショッピングや外食を楽しめる気になれないのですが
せっかくの「消費税率引き下げ」期間、以前から欲しいなと思っているものがあるのでこの夏休みのお楽しみにします!
この夏は買います、買うよ〜!! (旅行に行かないし)
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