先日、我が家の高齢うさぎのHAPPY、結膜炎にかかりました。
動物病院に連れて行き、目薬が処方されたのですが、その時に獣医さんが「目の腫れは奥歯が原因のことが多いのですが、うさぎさんが高齢なのでもう手術はしません」と。
帰宅して、うさぎに目薬を点眼するためにHAPPYを抱っこして気がついたのは、
・・・腫瘍がある・・・
結膜炎や腫瘍はうさぎがとてもなりやすい病気なのだそうです。
うさぎの平均寿命は7〜8歳。ラビットフードがよくなり、うさぎの医療も進化したとはいえ12歳というと人間では90歳くらい。
毎日、「明日にはお月様に戻っているかもしれない」と覚悟をしつつも、まだまだ長生きしてほしいなあ、と思っていましたが、いよいよお別れの日がそう遠くはないことが確実になってきました。
治療をしても動物が苦しむから安楽死
結膜炎で動物病院に行った時に、助手さんが「私もウサギを飼っていたのよ。でも病気で動けなくなったから、この病院で安楽死をしてもらったの」と。
私もこれまでのべ5匹のウサギを飼ってきました。もうお月様に戻ってしまった4匹のうち、3匹は安楽死です。
うさぎの体調が悪くなった時に動物病院に駆け込み、お医者さんに「もう助かりません。安楽死させた方が良いですよ」と言われた時は本当にショックで、
「私がここで「楽にしてあげてください」というと、この子の命は終わるんだ。私の一言でこの子の命が終わるんだ…」
と思うと「お願いします」との一言を言うのがとても辛かったのです。
(お医者様は飼い主の承諾なしには安楽死させません)
でも、もう治療はできない。動物は苦しんでいる。それなら早く楽にさせてあげるのがペットへの愛情だ。
そう自分に言い聞かせて、お医者様に「お願いします」と告げたのでした。
日本はできるだけ延命、ドイツは安楽死
あくまでも傾向の話ですが、SNSで病気のうさぎさんや高齢のうさぎさんの話をみていると、
「このケースだとドイツでは手術はせずに安楽死だな」とか「寝たきりになったうさぎは多くの場合は安楽死だろうなあ」と思うのです。
犬や猫の病気に関しては私はあまりわからないのですが、うさぎの場合だと12歳にもなるウサギはほとんどの場合は手術に耐えられる体力はないので、どんな病気でももう手術はしないようです。
もしかしたら手術をすると長生きできるかも、と言ったケースでも、手術自体が動物には大変な負担になってしまうのでしないのです。
手術をしないメリットの一つに、飼い主の経済的負担が少ない、という事もありますよね。これも考慮されているのだろうと思います。(私はペットの医療保険に入っていません。が、これまで医療費で困ったことはありません)
そして、ドイツでは(たぶん、多くの欧米諸国では同じような考え)
動物が苦しむくらいなら、動物らしい生活を送れなくなったのなら、痛みや苦しみから出来るだけ早く解放してあげるのが飼い主の勤め、愛情
と考えられているようです。
私の周りのペットを飼っていた人の多くが最後はペットを安楽死させることに至っています。
(老衰で眠るように亡くなってくれれば、と願うけれど、そう言ったケースは残念ながら少ないよう)
日本ではできるだけ延命、最後まで看病するのが愛情だと言う考えが広まっていますよね。
自分で動けないウサギの動画を見たドイツ人のコメント
うさぎが大好きなので、SNSでも日本のウサギ飼いさんをフォローしています。
中にはもう動けないウサギさんもいて、飼い主の方がとても熱心に介護をされていて、本当に頭が下がる思いです。
どなたのアカウントかはここでは紹介しませんが、私が応援していたウサギの1匹は片方の足が悪くて、動くことが出来ないので、飼い主の方がうさぎの足に手を添えて、手伝って歩かせていました。
その様子がよく動画としてアップされていました。
その動画にあるドイツ人がコメント。
「ウサギは自分で飛び跳ねられる動物なのに、足をつかんで歩かせている。ひどい!」と。
私はこのコメントを読んだ時、「このドイツ人め!何も知らずにこんなことを書いて!」と怒りの感情が込み上げていました。
最近になってふと思ったのです。
もしかしたらこのドイツ人、ドイツでは自分で動けなくなったうさぎは安楽死させることが多いから、動画のうさぎが、まさか病気で動けないとは思わなかったのでは?
と。
我が愛娘(娘と言ってももうおばあちゃん)、今のところは食欲もあって元気そうにしています。
でももう直ぐお別れなんだと思うと悲しくて、できるだけ長くそばにいて欲しい気持ちでいっぱいだけど
腫瘍のできたお腹の様子を見たり、食事以外はほとんど寝ている様子を見たり、3匹で仲良く過ごしていたのに1匹になってしまって寂しそうな様子を見たり、目を開けるのが辛そうな様子を見ると
そろそろお月様に戻った方が良いのかな、とも思ってしまいます。
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