ドイツで普通の家族用の(つまり学生寮とかではなくて)フラット(Wohnung)や家に初めて引っ越し入居した時びっくりしたのは・・どの部屋も「その部屋がどの目的で使われるか」決まっていることでした。
って・・当たり前だと思われるかもしれませんが。
リビングにキッチン、それから寝室と、あれば子供部屋。しかも 寝室となるとコンセントがちょうど「寝室」の作りに合わせて設置されています。
大抵の寝室、というのが こんな感じ。
多少の違いはあっても、寝室の真ん中にベッド、その両端にナイトテーブル。壁には大きなクローゼット。
ベッドの両端あたりに、そう、ナイトテーブルが置かれるあたりにちゃんと電気のコンセントが設置されている部屋がほとんどで、いかにも「ベッドはここに置きなさい!」と言われているような気がしたものです。
この「寝室の家具」をまとめてセットで購入する人も多く、我が家では、そのセットをいただいて、しばらく使っていました。
ベッドやナイトテーブルだけではなく、チェストもクローゼットもあり、とにかく
部屋の真ん中にベッドで周りの壁は全部収納家具で覆われる!
という実に家具の多い部屋だったのです。(前住人から受け継いだ)
あまりにも家具が多すぎて「収納家具はこんなにいらない!」と大処分!
家具は粗大ゴミなので 「Sperrmüll」(シュペアミュル)として 自治体が依頼しているゴミ回収業者に引き取ってもらいます。
粗大ごみ・・・
担当の業者に電話して 住所と粗大ゴミの内容をざっと述べて 回収日を決めてもらいます。
その前日の夜に道路脇の(歩道など)交通や歩行者の邪魔にならない場所に出しておくと、回収してもらえます。
実はいただいた寝室の家具、良いメーカーのものだったので、捨てるのが惜しい!と、これまで使っていたのですが・・いえ、使っていた、というより、ただ寝室に置いていたのですが
「収納できる場所があると、いらないものまで捨てずに保管してしまう・・」
「寝室をもっと広く使いたい!」
という理由で思い切って家具を(まだまだ使えるのに・・)回収してもらいました。
結果は・・
すっきり!! 本当に スッキリ!
こんなことならもっと早くに余分な家具は捨てるんだったな・・・と少々後悔しているくらいです。
この道路に出した「粗大ゴミ」、欲しいと思う人がいれば持って帰っても良いのです。
以前、街中で家の前に公園があるところに住んでいた時、古くなったマットレスを「粗大ゴミ」として回収のために出しておいたら・・浮浪者が持って帰って、家の前の公園に敷いて寝ていました。
買い物帰りに通りがかった時に「あれ・・うちにあったマットレスが!」とちょっと気恥ずかしい感じがしたものですよ。
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