師走のこの忙しい時に、商売をしている人は稼ぎ時なのに、DB(ドイツ鉄道)の全国的なストで困ったドイツです。
ストライキは12月10日(月)午前5時から9時の間で予定されていて、どうやら予定通りに9時には一応ストは終わったようです。翌日には列車の運行が再開されていました。
が・・当然のことながら、再開されてもすぐには時刻表通りには列車は走らず、駅には「5分遅れ」(ならまだいいか・・)「1時間遅れ」といった表示がずら〜〜と並んでいました。
とある日の(本日ではない)アーヘン旅行中のある駅で。「Verspätung ca.20Min.」(約20分遅れ)と出ている。
このような遅延の情報が出ている事は「日常茶飯事」なので、こういったのを見ても「ああ、またか」で、どうして遅れたのか考えることもないのです。
そう、遅れの原因なんて・・追求しても仕方ない。(いつも遅れているから)
ところで、
ドイツにも日本の「虚構新聞」のようなサイトがあります。「Der Postillon」というサイトがそれなのです。
今日の「Der Postillon」に「Verspätungen wie immer: Stundenlanger Bahnstreik von niemandem bemerkt」(遅れはいつも通り・数時間のストに誰も気づかず)という記事が。(その記事はこちら)
なんでも、列車の遅れはいつもあることだから、駅に来るはずの列車が走っていなかったり、遅れたりしても、ストだとは気が付かなかった、と鉄道利用者の声。(という作り物の記事・要するに嘘)
その記事を笑いながら読んでいたら、友人が「そうそう、今朝駅のカフェに座っていたら『なんだか駅のホームが騒々しいけれど何かあったの?』という声がして、でも誰もストに本当に気が付いてなかったみたいだったよ」と。
日頃から時刻通りに走らない鉄道、たとえストしても影響せず??
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