ドイツ旅行に来たとある日本人の一言。
「ドイツの食事って ジャガイモが多いね」
旅行でドイツにやってくると 食事は大抵レストラン。 せっかくなので ドイツ料理のレストランに行く、という人は多いと思います。 (ビール醸造所のレストランとか)
すると お肉に大量のフライドポテト、というメニューが圧倒的。 そう、確かに。
フライドポテトでなくても 例えば グーラッシュの付け合わせによくでるのは 「ジャガイモの団子」(Kartoffelknödel)
でもね・・
ドイツ人がジャガイモが特に好きなわけでもないし、レストランで出てくるほど家庭でジャガイモが食べられているかというと・・多分、どの家庭でも(私の知っている家庭でも)それほどジャガイモを食べてはいません。
家庭では 伝統的には暖かい調理した料理はお昼だけですが(最近はそうでもないけれど)
その献立は
- 主食=肉、魚、卵などのタンパク質
- 付け合わせ1=ライス、パスタ、ジャガイモなどの炭水化物(大抵、この3つの中のどれか。)
- 付け合わせ2=野菜
の3つを入れます。 主食はあくまでお肉とか 魚とか・・
ライスを付け合わせにすれば ジャガイモは出てこないし、パスタを付け合わせにしても ジャガイモは食卓に登りません。
たとえば・・ 病気で胃に持たれないものを、と病院で出された食事の献立は
- 主食=プレーンオムレツ
- 付け合わせ1=マッシュポテト
- 付け合わせ2=ほうれん草ピュレー
また、別の日には
- 主食=ほうれん草入りオムレツ
- 付け合わせ1=ライス
- 付け合わせ2=マッシュルームのソテー
この3品の代わりに 具沢山スープになることもあります。 するとパンが添えられることが多いですが 普通の献立には ジャガイモか、ライスか、パスタが来れば パンはありません。
パスタといえば、イタリアンですが、昔からドイツにあるパスタもあるし、ライスといえば 和食、でもなくて あのパサパサしたライスがあります。
付け合わせがパスタになることもライスになることも結構あるので (我が家は特に パスタかライスということが多いです)そうなるとジャガイモは登場しません。
日常は家庭ではそれほどジャガイモを食べているわけでもないのですよ・・
(多分、ドイツ人も・・・)
といっても、ドイツには元々ジャガイモ料理も結構あって、それが美味しいのですよね。
今晩は Bratkartoffeln(焼きジャガイモ・日本でジャーマンポテトと呼ばれている料理)にするかな?
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