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デュッセルドルフのベンラート城・観光日記

ドイツ観光
この記事は約7分で読めます。

先日、デュッセルドルフのベンラート城に出かけた事を書きました。

この時は「これからベンラート城に行ってみようかな?」という人向け、ベンラート城のインフォメーションに近い記事だったので、今回は全く個人的見解と経験の「お城巡り日記」を書きます。

ベンラート城です。
すぐ近くにあるのに、いえ、近くのお城だから「いつでも行ける」感覚で未だに一度も足を踏み入れた事がなかったデュッセルドルフのバロック様式のお城、ベンラート城。

この近くには何度が足を運んだ事があるのですよ。楽器店に行ったり、知人に会いに行ったり。
が、肝心のお城は公園も含めて行った事がなかったのです。

これは・・日本からのお客さんが来たら案内できるように一度は足を運んでおきたい!(という訳でもないけれど)

という訳でベンラート城に向けて出発です。デュッセルドルフ市内とはいえ、かなり南の方です。車で出かける事にしました。(トラムも便利ですよ)
ナビに目的地をベンラート城と入れて、出発!アウトバーン57番を利用してベンラート城の北の方に到着です。

お城の訪問者専用の駐車場はないみたいでしたが、お城の北側に駐車スペースを見つけ駐車。有料の地下駐車場もあったけれど、無料のスペースを見つけたのでそちらに。
訪問したのが日曜日だったので無料だったかな? お店がたくさん並んでいるあたりだったので、平日だと有料かも(確認し忘れた・・・)

残念ながらお天気の方は今ひとつ、だったのですが(なので本当にベンラート観光に行くかは当日になって決めた)雨は降らなかったのでよし!とします。

車から降りて、ベンラート城向けて歩いているとすぐにお城が見えました!
(といっても、実は駐車スペースを探している時にベンラート城の建物が見えていた)

こういった外見のお城はよく見るのですが(ウィーンのシェーンブルンとか)黄色ではなくてピンクの外壁です。ロマンチックなのがよりロマンチックに見えたり・・して。

当日お城訪問を決めたのでチケットは前もって買っておらず、お城の前を通り過ぎて、ミュージアムショップに出かけ、チケット購入。
お城のツアーを本当はすぐの13:30からにしたかったのに、「満員です」。のでその次のツアーを予約。
しかも、普通のお城のツアーでは見れない「裏口」とか「使用人の部屋からの階段」などを見せてくれる(らしい)ツアー(Verborgene Räume)は1日1回、定員8名ですでに満員。残念・・今度は雨でも台風でも嵐の予報が来てもいい覚悟で(?)ネットで事前予約します!

お城のツアー時間まで1時間あるので すぐ横の「自然史博物館」へ。
ちなみにチケットはお城+2つの博物館に入れる1日券を購入しました。

中に入ってみると・・・
あれ、懐かしいなあ〜〜なんだか懐かしいような、ちょっと古臭いような展示の仕方。特に展示の工夫はないけれど、でもわかりやすい。
そういえば、ウィーンの「自然史博物館」もこんな感じだったかな?
やたらと動物の剥製を見たような。

ここのベンラートの自然史博物館は最初はライン川に住む動物の昔と今、が展示されていて、その後には野鳥の剥製がずらり!
これまでも別の都市の「自然史博物館」を訪問した事があって、動物の剥製がずら〜〜と並んでいるのは何度もお目にかかっているのですが、それほど役に立つ、と思った事はなかったのです。
が、ここ数年、庭にくる野鳥や近くの公園の野鳥を眺めているうちに「この鳥、なんていうんだろう?」と鳥の名前を調べたくなり、ネットでせっせとググって写真を見ていましたが、ネットの写真だけだと、大きさが今ひとつわからないのですよね。(書いてあっても)

それが、剥製をみると「あ!これこれ!」と本当によくわかる。
実は初めて剥製の並んでいる博物館のありがたみを感じました!

野鳥が庭にやってくるのですが、そ〜〜っと遠くから眺めて色とか大きさとかで鳥の種類を確定!これは剥製をみるともっとわかりやすいですね。(ネットでも十分に情報は得られますが)

猛禽類の剥製も結構あります。ドイツの国章は「鷲」(Adler)ですから、ワシやタカといった猛禽類の研究はしたい(?)ところですね。

Euromünzen

ドイツ発行の1&2ユーロ硬貨のモチーフは「鷲」です。

自然史博物館をゆっくり見学していたらあっという間にお城のガイドツアーの時間に。

ガイドツアーはミュージアムショップに集合します。
歴史で博士号所得のために勉強しているという若い女性の方がガイド。

集合場所からお城の地下への入り口に移動です。車椅子に座られている方がいらして、その方は地階(日本出いえば1階)の正面入り口からの案内になっていました。

地下の入り口で注意事項など聞いたあと、荷物はロッカーに預け、ガイドツアーの始まり。
2つのお城とその周辺の模型を見て、歴史を簡単に伺った後、地階に登り、城内の見学です。
地下から地階にはエレベーターがないようですね。そのため、車椅子の方は地下の模型は見学されていません。

Benrath模型

地階に登ると大きなスリッパを靴の上から履きます。これが・・歩きにくい。大理石や木製の床が傷まないようにするには仕方ありませんよね。これが日本だったら、靴を脱いで下駄箱に入れて、スリッパに履き替える、なのでしょうけど。

ベンラート城内部

壁や天井には綺麗な彫刻が施され、シャンデリアが吊るされていて、バロック様式の典型的、といえば典型的なロマンチッックなヨーロッパのお城です。
「火」「地」「風」「水」といった4つのエレメントは重視されていたのか、このお城の正面入り口の壁にはこのエレメントに関する彫刻がありました。

玄関(本来の)から入って真正面が「Kuppelsaal」と呼ばれる広間。お城で一番華やかで綺麗な場所ですね。社交場なのでダンスなどしたそうですが、その時の楽隊は天井近くにあがって演奏していたそうですよ。

Kuppelsaal

このホールの天井はこのように絵があって、周りに楽隊が演奏するバルコニーがあります。

Kuppelsaalの天井
Kuppelsaalのバルコニーへ向かう階段(使用人〜楽団〜が使う階段だから質素)

Kuppelsaalを真ん中にして左右対称になっているのですが、隣はリビング。

Wohnzimmer

調度品などが綺麗ですね。

その隣が寝室で、「カビネット」と呼ばれる化粧室のような部屋が繋がっています。使用人が彼らお部屋から直接この寝室に来れるようになっています。
寝室とかシャワーとかの時間が全くプライベートでない生活って・・・苦しいなあ。

Kabinett

化粧室のような(この向こうがトイレ)部屋でも豪華!
暗いのとドアからしか見学できないので 急いで写真をとったら、ちょっとボケてる!(ごめんなさい)

このフロアからさらに階段を登って(階段を登る時は大きなスリッパは脱いで、持って登り、登ったところでまた着用)上のフロアに行くと、そこはゲストルーム。
寝室の他に娯楽室や礼拝堂もあります。

娯楽室はゲームをしたり、音楽をしたりできるように、楽器もあります。

お城は4フロアあるそうですが、そのうち3フロアを見学し、ガイドツアーは終了。
一つ一つの部屋を丁寧に説明していただき、時間も90分と長いツアーでした。

博物館1つ、お城のガイドツアーと見て歩くと、流石に疲れたのでカフェに。

4時近くだったのでカフェタイムにした人が多かったらしく、カフェの建物内はいっぱい。お天気が良かったら庭のテーブルにつくことも出来たようですが、残念ながら小雨が降っていたので庭は無理。
ちょうど大きな4〜5人がけのテーブルに2人で座っている人が相席をOKしてくれました。
飲み物はメニューから、ケーキは店の前のカウンターで見て、ケーキの名前をお店の人に告げてテーブルまで運んでもらいます。ドイツのコンディトライでよくある注文の仕方ですね。

今回は「桃とミルクライスのケーキ」を注文してコーヒーと共にいただきました。
街のカフェと比べると決して安くないですが、休憩なしではもう博物館見学は無理!(散歩でも良かったけど)ケーキとコーヒー、美味しかったです。

その後、閉館まで「庭園博物館」を見学しました。

こちらはただ説明を書いただけではなく、実際にハーブの香りを嗅ぐ事ができたり、フィルムを見たりする事ができるようになっていて、できるだけ「訪問客がアクティブに何かできる」ように工夫しているのが見られましたが・・どこの博物館でもそうですが、展示がただの説明文に終わらないようにするのは大変そうですね。

庭園博物館内

お城も自然歴史博物館もそうですが、どの建物も外見は小さく見えるのに、中に入るとなかなか広いです。この博物館も2階があり、全ての展示物をみようとしたら・・結構つかれました。

Gartenkunstmuseum中庭

平日や冬季は17時で閉館ですが、この日は日曜日、しかも夏休み中で18時まで営業。
お天気が良ければ18時以降に博物館を出た後、広大な庭を散歩しても良かったのですが、
この日はお天気がよくなかったので 庭の散歩は次回のお楽しみにします!

デュッセルドルフの見所を書きました!
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