早いもので2019年も12月に入りましたね。今年は12月1日が日曜日で、第1アドべント、そして、12月1日から待望の「アドべントカレンダー」が始まります。
アドべントカレンダーって何?
ドイツでは主に「Adventskalender」(アドヴェンツカレンダー)と言われています。オーストリアでは「Adventkalender」(アドヴェントカレンダー) と言われています。
ここでは、ドイツ語での表記はドイツと同じAdventskalender、日本語ではwikipediaの表記と同じ「アドベントカレンダー」と表記することにします。
外国語の言葉を発音通りに日本語表記するのは難しいですね。(私は、そのため、なるべく自分自身の好みより、ネットで普及している言い方を採用させていただいていますが、たまに、思い込みで間違えます)
話を戻して・・・「アドベントカレンダー」です。アドベントカレンダーも最近は日本でも有名になったようですが、Wikipediaの説明を借りると、
アドベントカレンダー は、クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーである。待降節の期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダーである。すべての窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことになる。
wikipedia「アドベントカレンダー」より
窓を開けるとチョコレートなどのお菓子が入っているもの、おもちゃなどがはいっているもの、そして絵がかいてあるもの、など色々あります。
アドベントカレンダーの歴史
イエス・キリストは12月24日から25日にかけての深夜に生まれた、とされています。
このキリストの誕生日であるクリスマスはキリスト教の中でとても大切な日です。19世紀頃のカトリック教会では、この日が来るのを12月から毎日のように典礼を行なっていました。
一方、その当時のプロテスタントの信者は、家庭でクリスマスの日が来るまで、聖書を読んだり、お祈りをしたり、歌を歌ったりしていました。
12月に入ってから、誰もがまだか、まだか、と待つクリスマスの到来。特に子供達は「あといくつ寝るとクリスマスなの?」と親に何度も尋ねたのでしょう。(きっと日本でも子供たちが「あと、いくつ寝ると正月なの?」と尋ねたのと同じなのでしょうね)
子供達が、クリスマスまであとどれくらい待てばよいのかわかるように、と1840年頃から色々な方法が考え出されたそうです。
1851年には、初めての手作りのアドベントカレンダー、と呼ばれるものが登場しています。
アドベントカレンダーの種類
アドベントカレンダーが始まった頃は、12月に入ると、毎日一枚の絵を飾り、この絵が24枚になったらクリスマスが来る、と言ったものだったとか。
その後、お母さんが24個のお菓子を作り、毎日1つづつ食べれる、といったカレンダーが登場します。
カレンダーを毎年手作り、は大変ですが、印刷工場が窓を開けると絵が見れる、といったカレンダーを印刷、販売し始めます。現在だとカードになっているものもあって、挨拶代わりに「アドベントカレンダー」を送ることもできますね。
私もこの冬、友人へのプレゼントに添えて、カードを送りました。
現在では よく売られているものは、やはりチョコレートが入ったカレンダーでしょうか?
子供向けばかりではなくて、香水の小瓶が入った物、アクセサリーが入った物など、大人向けのアドベントカレンダーもたくさん売られています。
昨年あたりから、そして今年2019年もよく見かけたアドベントカレンダー
12月に入ってしまったので、お店ではあまりアドベントカレンダーを見なくなりました。が、11月にはお店や広告で色々なアドベントカレンダーを見かけました。
最近、よく目につくのは、「商品券も入っていて、クジもあるアドベントカレンダー」です。
例えば・・・・かのディスカウントスーパー、ALDIだと
- カレンダーの販売価格12.99ユーロ(約1500円)
- 24の窓のうち22個(だと思いますが、24個全ての窓かも)はチョコレートが入っている(プラリーネ。お菓子、かも)
- 6日と24日は商品券、それぞれ5ユーロ分、計10ユーロが入っている(なので、ここで10ユーロは元が取れる)
- ラッキーだったら、最高500ユーロまでの商品券が入っているかも!(これが目玉)
このディスカウントスーパーのアドベントカレンダーだと、去年2018年は500ユーロの商品券が合計60ほど入っていたそうです。
このアドベントカレンダーを買った、またはカレンダーをもらった人のうち、60人は「ラッキー!!」だったというわけですね。(他にも50ユーロ、10ユーロの商品券も、ラッキーな人はもらえた、のだそうです)
この商品券のアドベントカレンダー、好評だったのでしょうね。昨年販売されて、今年2019年も販売されました。
大体、モノより商品券が喜ばれる時代、売る方も考えたものです。
ああ・・・クリスマスはどこも商売、なのかな。。。
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