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昔からホワイトクリスマスはそれほどないのよね

ドイツの行事
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もうすぐクリスマスですね!そう、これを書いている本日は12月11日(日本はもう12日だけど)。あと1週間でクリスマスの祝日です。クリスマス休暇まではあと10日くらいかな?

さて、クリスマスというと、「ホワイトクリスマス」を願う人も多いのでは?と思います。

「ホワイトクリスマス」って歌もあるし。

1年のうちで一番寒いのは、そして雪が降る可能性が一番高いのは、日本もドイツも1月下旬から2月ではないかと思いますが、なぜか、クリスマスには雪、と思ってしまいますよね。

それはドイツ人も同じようで、先日、「以前はもっとホワイトクリスマスがあったよね?」(Früher gab es öfter weiße Weihnachten – oder?)という記事がオンラインの新聞記事にありました。地球温暖化問題で、余計に昔はホワイトクリスマスになる年が多かったのでは?と思うのですよね。

以前はもっとホワイトクリスマスになる年が多かった?〜とも言えない

ドイツ気象局(DWD)の記録では、1961年から2018年までで、ドイツの全土が雪に覆われた、ホワイトクリスマスだった年は1960年代に何度か、それから2010年です。

2010年はここNRW州(ノルトライン=ヴェストファーレン州)も11月からずっと雪が積もったままだったのを覚えています。雪道の車の運転が苦手な私も、長期間の積雪に、道路が真っ白、という事実にすっかり慣れてしまいました。

という訳で、最近でもホワイトクリスマスの年がありました。以前の方がホワイトクリスマスになる年が多かった、とはデータからは言えないようです。

とは言え、12月の平均気温は上昇傾向にあって、1881年から比べると2018年の12月の気温は1.7℃も高いそうですよ。2018年の12月の平均気温はドイツ全土で3.9℃だったそう。

へえ・・・意外と寒いなあ・・(という私の住んでいるところがドイツでは比較的暖かいから、ですが)

毎年、必ずホワイトクリスマスになるところがドイツにある

それは・・ツークシュピッツェ(Zugspitze)です。

って、まあ、日本なら富士山です!というようなものですね。

ツークシュピッツェとは、ドイツ、バイエルン州とオーストリア・チロル州の国境にある山。高さ2,962mで、ドイツの最高峰です。

ここは、気象局のデータによると、雪が10cm以上積もったままの日が1年間で180日以上もあるとか。まあ、3000m近い山の頂上です。

ドイツの主な街ではどのくらい雪が降るの?

今年も(個人的には嬉しいけれど)ホワイトクリスマスは来そうにないドイツはNRW州のデュッセルドルフです。

では、ドイツの主な都市ではどれくらい雪の日があるかというと(1cm以上雪が積もる日)、この10年間の平均で1年あたりの積雪のある日と、1961年から1990年までの平均と比べると

  • ベルリン 27日(9日少ない)
  • デュッセルドルフ 10日(5日少ない)
  • ケルン 9日(8日少ない)
  • ハンブルク 24日(3日少ない)
  • ミュンヘン 42日(20日少ない)

そして、ツークシュピッツェは 318日で、1961年から1990年の平均より19日少ないのだとか。

やはりここNRW州は積雪日が少ないですね。(デュッセルドルフ、ケルンがそう)

この辺りの人が冬になると休暇でオーストリアに出かけてスキーをするのがわかるようなデータです。実際、住んでいると、「あ、雪が降っている!」という日が1年に数日あればいい方ですから。

それにしても、やはり雪が降る日は以前に比べて減少しているのですね・・・

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