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ドイツで出来たバルサミコ酢は「バルサミコ酢」だと言えるのよ!

バルサミコ ドイツの食べ物
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イタリアの特産「バルサミコ酢」。このバルサミコというお酢は、最近ドイツでも大人気で、ドイツ産のバルサミコ酢が多く出回っているのですが、

「ドイツ産なのにバルサミコと名乗っていいのか?」という問題があったそうです。そこでドイツ産でもバルサミコと名乗ってよい、という判決が下りました。

ドイツの酢を作っているメーカーはホッとした事でしょう。

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バルサミコ酢とは

で、バルサミコ酢とは何かと、いつものようにwikipedia で調べると

バルサミコ酢は果実酢の一種。原料がブドウの濃縮果汁であることと、長期にわたる樽熟成が特徴である。

イタリアの特産で、アチェート・バルサミコや短縮してバルサミコとも呼ばれる。なお、イタリア語で「アチェート」は「酢」「バルサーミコ」は「芳香がある」という意味である。

アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ(伝統的なバルサミコ酢。以下「トラディツィオナーレ」)は最低12年の熟成や、原料のブドウの種類、その他細かな製法が法律で定められているもの。エミリア・ロマーニャ州のモデナまたはレッジョ・エミリアで作られた(12年物・25年物の2種類のみの)トラディツィオナーレだけがデノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・プロテッタ(DOP)の指定を受けることができ、日本では特にモデナ産が有名である。

wikipedia「バルサミコ酢」より

Aceto Balsamico di Modena とは名乗ってはいけないけれど

Aceto Balsamico di Modena、モデナのアチュード・バルサミコという名前はEUで登録されていて、ドイツの酢メーカーは使う事ができません。

が、今回の判決では「Balsamico」(芳香がある)という単語は特に地名を表すわけでもなく、一般形容詞。「aceto」(酢)も一般名詞なのでどのメーカーでも「Balsamico」という商品を売り出して良い、という判決となりました。

「Balsamico」とか「Deutscher Balsamico」(ドイツのバルサミコ)という名前はドイツのメーカーが使っても良い!という事で、ドイツ製でも「バルサミコ」です。

ドイツでも多くのバルサミコ酢が

このバルサミコ酢、いつ頃からか、ドイツでも実に多くのバルサミコ酢が作られるようになり、スーパーに行くとたくさんの種類のバルサミコ酢が手に入ります。

例えば、この白いバルサミコ、ドイツの有名な酢のメーカー、Kühne(キューネ)のものです。

米酢はドイツで買うと高い(一般のスーパーにはない)ので、私は時々この白いバルサミコを使います。黒いバルサミコだと色がちょっと・・・という場合によく使っています。

そして、私がよく買うバルサミコと言えば、これ!トロッとしたクリームのようなバルサミコです。

Cremaバルサミコ

左はイチジク、右はオレンジ。フルーティーでアイスなどのデザートにかけても美味しいのです。

このクリーミーなバルサミコ、スーパーに行くと、実にたくさんの種類のものが売ってあり、値段も手頃なので、日本へのお土産にも購入しています。

見た目もちょっとお洒落ですよね!

グルメといえばイタリア!プレゼントにはイタリアンな食材セットなど人気

バルサミコの名前を巡った争いは、イタリアのバルサミコメーカーがドイツのメーカーに対して行ったものだったそうです。

イタリアとしてはドイツが変な偽物をつくって「バルサミコ」と名乗って欲しくなかったのでしょう。

イタリアといえば、食事が美味しい国としてドイツでも有名で、イタリア料理はドイツ人にも大人気です。

あれほど食事には無関心であまりお金をかけなかったドイツ人も、最近は美味しい物を追求する人が増えてきました。

クリスマスプレゼントなどにイタリア製の食材のセットを贈る人も多く、私もよくいただきます。

最近はそんな「もともとイタリア料理だった」ソースなどでドイツ製の物も多いらしく、今年はクリスマスプレゼントにジェノベーゼソース(のアレンジ・写真左)をいただきました! 

これはドイツで作られたものです。こんな洒落たものをドイツのメーカーが作るようになるとは!

そういえば、私がこの世に「ジェノベーゼソース」という物が存在するのを知ったのは、20年くらい前のクリスマスです。会社の取引先の方からクリスマスプレゼントにイタリアンの食材セットとレシピ本をいただき、その中に「ペンネジェノベーゼ」があったのです。

その後、まもなくして近所のディスカウントスーパーでも「ジェノベーゼソース」が売り出され、ソースが簡単に手に入るようになったので、この「ペンネジェノベーゼ」が我が家の定番料理の一つとなって現在に至っていますよ。

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