先日読んだ「僕らがやっている最強の読み方」で著者の池上さんと佐藤さんのご両人が、本を読む時に本に書き込む時に使う筆記用具として「2Bのシャープペンシル」をあげていらっしゃいました。
2Bの鉛筆、シャープペンシル!
私はシャープペンシルは使わないのですが、2Bの鉛筆は必須アイテムです。
小学校に入学した時、1年生の時は特にBや2Bの鉛筆を使うように指導されたと思います。今の日本の小学校では使用する鉛筆が指定されているのかどうか、詳しいことはわからないのですが、どうやら少なくとも低学年では2BやBの鉛筆を使っているようですね。
私の愛用の鉛筆がなぜ2Bなのかというと、鉛筆で書く時というのが「楽譜に書き込みをする時」だからです。
楽譜に書き込みをする、例えば、ピアノだと指遣いの番号を書き込む、レッスンだと生徒に注意する事を書き込む、うっかりと見落とす記号を丸で囲む、などに使用します。
という事は、訂正したり、消去したりする必要性があるので、軽くてもはっきりとかける「濃いめの鉛筆」を使用します。
軽く書けば本や楽譜の紙も傷まないし、消す時もすぐに消えます。(2Bで強い筆圧で書くとなかなか消えなくなりますけどね)
上記のおふたりが本に書き込むのも同じ理由で2Bを利用されていると思います。
ところで、鉛筆の芯の柔らかさと濃いさを表すBとかHとかのアルファベットの意味はこの通りです。
B | black(黒) |
HB | hard black |
F | firm(ひきしまった) |
H | hard(硬い) |
この表の上の方の鉛筆が濃くて、下の方にいくと薄くなります。
このBに数字がついて、数字が大きくなればなるほどよりblack、Hに数字がついて、その数字が大きくなればなるほどよりhardです。
2BはBよりさらに黒い、という鉛筆です。2HはHより芯が硬くて薄い、という事ですね。
ところで、ドイツの観光ガイドブックなど眺めていると、「ドイツの文具品は素晴らしい」とか、「お土産に文具品を」とかいった記事を見た事をはありませんか?
私はガイドブックにそう書いてあったのを見て、日本からは鉛筆や消しゴムは最低限だけスーツケースに入れて、後はドイツで買おう!と張り切ってドイツに来たのです。
ところが、こちらドイツで手に入る鉛筆、2Bでもなんだか滑らかでないのですよ。
メーカー品を買ってもダメ。
もっとも、たまにメーカー品でないのに、しかも、宣伝用のタダでもらった鉛筆がびっくりするほど書き心地が良い事があるのですけどね。
消しゴムも、ドイツで買った消しゴムは使ったら紙が汚れる割には鉛筆で書いたところが綺麗に消えない!
という訳で、私の筆記用具はほとんど日本で手に入れた物です。
今でも一時帰国の度に鉛筆と消しゴムを買ってきます!それは100円ショップのもので十分なのです。
ドイツの文具メーカーの名誉のためにいいますが、よい文具もありますよ。
Faber-Castellの色鉛筆とか。水彩画のようにかけるものなど、面白いですよね。
Lamyの万年筆とか。
この赤い万年筆はドイツの小学校でよく使われています。
そういえば、小学校でも鉛筆って日本ほど使われないから、クオリティーが良くならないのかしら???なんてね。
ドイツに来る方には、鉛筆と消しゴムは日本から持参する事をおすすめしますよ。
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