5月も残りあと1週間ほどになりました。
コロナ感染予防のための規制が緩和され初めてから約1ヶ月。ピアノのレッスンをしている私の生徒もロックダウン中はレッスンお休みでしたが、規制緩和され、学校が再開されて3週間ほどの今週、ほとんどの生徒がレッスンを再開しました。
1人だけレッスンを再開していない生徒がいるのですが、その子は大学入学資格にあたるアビトゥアの受験生。なので、しばらくはピアノどころではありませんね・・・
今日も2ヶ月ぶりにレッスン再開した生徒さんの家庭に。
ドアを開けて「Hallo!」と言いながら、すぐに背中に回す右手。
そう、握手をしないためです。
私の生徒さんだけかもしれませんが、子供ではこういった姿勢をする子が結構います。
きっと、今までは人に会うと無意識に右手を差し出して握手をしていたのに、今は握手をしてはいけない(そういった規則はないけど)から、意識して右手を隠しているのかな。
両親に「握手をしてはいけません!」と何度も言われたのだろうなあ・・と思います。
レッスンが終わって、「また来週ね!」という時もなんだかすごく物足りなさそうな、どうしていいのかわからない、といった雰囲気です。
今までだったら、こちらが「またね!」と言えば、右手を出してニッコリと笑って握手していたのにね。
日本人の私には握手をしなくてもそれで育っているのでなんともないし、むしろ助かっています。
ですが、今までは両親に「先生が来られたら、キチンと握手しなさい!」と教わっていたのに、今度は急に「してはいけません!」と言われると子供は戸惑いますよね。
手持ち無沙汰になった右手で「バイバ〜〜イ!」と手を振ってくれる小学生もいます。
・・・という私は密かにこれを機会に「挨拶時には握手をする」という習慣がこの世からなくなればいいのになあ、と思っています。いえ、期待しています。

子供と言えば、学校は再開されましたが、(アビトゥアなどの最終学年は4月下旬からですが、その他の学年は5月に入ってから)一度に全ての生徒を受け入れてはならないので、週に1回程度しか登校日がないのだとか。
(ここNRW州の私の生徒の通っている学校の話です)
今日の生徒さんはスポーツが得意で、ハンドボールの選手をしているのですが、しばらくは試合なし。トレーニングは再開した、というので、内容を聞いたら、
ソーシャルディスタンスを守って、通常の半分の人数で、走るなどの基礎練習だけだとか。
しかも、運動場、グラウンドから出るとマスク着用、送り迎えの親もマスク着用。車での送迎は自分の子のみ。家が同じ方向だから、と他の子を乗せてはならないとか。
遠方から来ている子供もいるそうで、親はチームの他の子の親に送迎を頼む事ができず大変そうです。
送迎にかかる時間も、ガソリン代も。
ピアノのレッスンはコロナ以前に戻ったけれど、スポーツも勉強も早くコロナ以前のように出来るようになればいいのにね。
あ、握手だけはコロナ以前に戻らなくていいけど、ね。
コメント