コロナの新規感染者数が減少して、ひとまずはホッとしている人が多いのではないでしょうか？
とは言え、これから第2波が来るかもしれないなど、まだまだ不安な気持ちで過ごされている人も多い事かと思います。
また、ドイツでは何かと危機があるとデモも増えます。経済の様子もどうなるのかわからない現在です。人々を不安にする材料はたくさんあります。
こんな時、心身ともに元気で免疫力を高めておきたいですよね。
私が今回のコロナ騒動で自分で感じた事、そして、知人、友人らの経験、またいくつかの本で紹介されている事で
「メンタルを保つにはやはりこの２つだなあ」と思う、最強の２つを紹介します。
自然に触れる、自然を見る
やはりこれです！
森の中を散歩でも良いし、庭の草花を眺めても。観葉植物で良いし、自然の動画でも良いそうです。
コロナで自粛中に、屋外にあった花の公園に頻繁に通った知人が「コロナ禍でも心身共に落ち着いていたのはこの公園に頻繁に通って花を見たからかも」と。
私は家の裏は畑、森という田舎に暮らしていますが、普段なら滅多に森に散歩に行きません。どちらかというと街の方が田舎より好きです。
ところがこのコロナでのロックダウン中は街を歩いても閉まっているお店ばかりだし、なるべく人を避けるために何度も森や畑を散歩しました。
晴天続きだったのもあって、頻繁に庭にもでて、木々を眺めながら食事をしたり読書をしていました。
そのためか、メンタルは安定していて、ロックダウン中、収入減でもイラつくことなく、食料品の買い出しに出かけても不安もなく、楽しい毎日を過ごすことができています。
オフィスに観葉植物を置くだけでも生産性があがる、と言われています。
心と体に自然がもたらすメリットは計り知れないと思いますよ。
都会に住んでいても、狭いマンション暮らしでも、自然の動画を見ることはできますよね。
緑や綺麗な花々をぼ〜〜と眺めて瞑想、おすすめです!
（特にテレビの）ニュースを見ない
我が家にはテレビがありません。
元々あまりテレビは好きでなかったのですが、ニュースをテレビで見るのは大事だ！と思ってテレビは所持していました。ところが現在の家に引越しをした時、（地上波はまだだったので）屋根にアンテナが必要であったのに、アンテナがなかったのがきっかけで、テレビを手放しました。
それ以来、新聞と車で聞くラジオのニュースのみです。しかも数年前から新聞はオンラインで読んでいます。
これだけで必要な情報はほとんど入ってきます。最近はSNSでもニュースが目に入ってくるので、ネットだけでドイツにいても日本の情報もかなり入ってきます。
余計なくらいに。
ネットのニュースだと写真、動画もありますが、動画はあまり見ません。特に意識して見ないわけではなく、本当は音を出したくないから見ていないのですが、どうやらこれがメンタルに良かったようです。
実は私の日本にいる友人の何人かが「コロナが怖い」と何度か訴えているのです。日本のコロナ感染者数はドイツのそれに比べて非常に少ないのになぜこれほど怖がっているのか？と不思議でした。
もちろん、軽率な行動はするべきではないし、まだパンデミックが終わっていないという事を忘れてはなりません。
データを見せても、数字を言っても、「コロナの死者はドイツは100万人あたり100人だけど日本は６人だよ！」（2020年5月24日現在）と言っても、必要以上に怖がっているようで、メンタルがおかしくなっているのです。
そんな時に出会った本がこれ。
ロルフ・ドベリ著「Think Smart 〜間違った思い込みを避けて、賢く生きるための思考法」
この本の中で「統計を見ても人間の心は動かないが、人間は、特に亡くなった人は私たちの感情を大きく動かす」と。
アメリカでは以前、18年間ほど戦争で亡くなった人の写真を報道することが禁じられていたそうですね。戦死した人の数は統計では見れても、棺などの写真などは見せなかったそうです。
どうしてか？
写真を見ると感情的になって、「戦争は怖い」と思うからだとか。
残念ながら楽しそうに平和に暮らす人はニュースでは報道されず、亡くなった人のことばかり映像つきで見ていると、すぐ今にでも自分の身に降りかかりそうに思えるのですよね。
テロにしても、飛行機事故にしても。（統計的には滅多に起こらない）
この「Think Smart」には「ニュースを読むのをやめた方がいいわけ」とありますが、流石にニュースをすべてカットして、全くニュースを読まない、と言うわけにはいきません。しかし、せめて悪いニュースばかり流すメディア、そして感情に訴えかけてくる写真や動画は見ないことです。
必要以上に怖がっていても病気になりやすくなるだけですよね。
テレビのニュースを見ない！心身共に健全で過ごせて、免疫力が上がりますよ！
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