今日、目にしたネット記事。
「ドイツ人が「無料でも」お茶や水の提供を断るなぜ〜サービスを受けるのが当たり前になった日本人」
日本に帰ると、本当にサービスは良いし、無料で提供されているものは多いし、嬉しくなる。
けれど、これって、無料のものって、誰かが負担をしているのですよね。
どこに皺寄せがいっているのかな?
無料のサービスがつくより基本料金を下げて
「お茶も水も不要だからその分を食事代から値引きしてくれ」
こう言いたくなるのも、わからなくもない。
無料サービスといっても、水道水であっても、水道代がかかっているわけだし、ならばその分食事代を安くしてもらって、飲み物は自分が好きなものを別に注文したい!
と考える人もいるはず。
こう考える人が大半だったら、まだいいけれど、
「無料でもらえて当たり前」「無料でお水をもらっても誰もその水道代を負担していない」と考える人だけになったら、ちょっと怖いですよね。
残念だけど、サービスを受けても、それが当たり前でありがたみはない、と考える人が多くなってきたと思うのです。
ほら、よくお店のサービスに関して文句を言う人がいますよね。そんな話を聞くたびに「いや、それ、無理だし」とか「一度海外に出てみればいいのに〜」などとまで思ってしまうのです。
海外では日本ほどのサービスはないから、日本のサービスがとてもありがたく感じるようになる!
サービスするのが当たり前になった日本の未来が心配になる
「サービスを受けるのが当たり前になった日本人」だけど、本当にそう思う。
お店などサービス業に就かれている方の苦労は大変だと思う。
私は学生時代にコンビニを始め、数軒のお店でバイトをした経験があるのですが、その当時はまだ良かった。お礼を言ってくれるお客さんも多かったので、サービス業のバイトも楽しかったのです。
「ありがとう!」と一言言われると嬉しかった
でも、今や(噂によると、だけど)お店などで働いていらっしゃる方のストレスがハンパないらしい。
無愛想な店員さんの対応が当たり前のドイツにいると、ちゃんと買いたいものが買えて、金額が正しくて、お釣りが正しければ、それで良い、です。
「店員が無愛想だ!」とか「いちいち箸が必要ですか?とか聞くな!」とかそう言った文句が出るなんて、
信じられない〜!
サービスの良さや無料提供ばかりしていると、慣れてしまって、それが当たり前になるかと
日本はいまやインバウンドで生き残ろうとしているらしいですが、「良いサービスを魅力にしている」のは嬉しいけれど、やりすぎないで!と心配になっている。
あの「おもてなし」だって、怖い。
日本人が日本のサービスを当たり前だと思うようになったように、外国人が日本に来て、「日本だとこれは当たり前だからありがたくもなんともない」になっていくような気が。
話がずれそうだけど、日本ではレストランでホールスタッフの方にチップを払う習慣はありませんよね。
日本ではレストランでチップを払う習慣がない、と知ったドイツ人、ドイツの和食レストランでもチップは払わなくていい、と思っている人が結構いるようなのです。
実際、隣のテーブルに座ったドイツ人に「ここは和食のレストランだからチップは必要ありませんよね?」と聞かれたことがあるのです。
(いや〜いくら和食提供でもドイツにあるレストランだけど、チップを払わないの?)
ドイツ人でも日本のレストランだとお水やお茶がタダで飲める、と、日本では無料が当たり前だと思っている人もいるのです。
海外から日本に観光に来て、無料を楽しんで、帰国する。日本のサービスへの感謝はそれほどはない。
無料のものだって、誰かが負担しているわけですよね。
それは日本に住んでいる人であるかも。
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