先日、久しぶりにレストランへ行ってトンカツを食べたshirousagiです。
トンカツというのはドイツの料理にはありません。
TonkatsuをWikipediaドイツ語版で調べると
Tonkatsu ist ein paniertes Schnitzel (katsu, von engl. cutlet) aus der japanischen Küche, das dem Schnitzel Wiener Art sehr ähnlich ist.
(トンカツとは日本の料理のパン粉をつけたシュニッツェル(カツレツ)の事で、ウインナーシュニッツェルにとても似ている・訳はshirousagi)
Wikipedia“Tonkatsu”より
ウインナーシュニッツェルというと元々は仔牛の肉を肉叩きで叩いて薄くしてパン粉をつけて焼いたものですが、仔牛だけではなくて、豚肉でも鶏肉でも作られています。
ドイツやオーストリアの地元レストランにいくと大抵メニューにあって、焼く前にすでに塩こしょうしてあって、レモン汁をかけて食べたり、さらにマッシュルームの入ったソースとか、ハンガリー風のソースとか、味のバリエーションのあるものを提供しているレストランも多くあります。
冷凍食品のシュニッツェルも人気です。
私にはウィーン出身の友人がいるのですが、ある時「ランチにウインナーシュニッツェル作るから」と言われて、本場、ウイーンのシュニッツェル!と期待したら
・・・冷凍食品を焼いただけだった、という事もありました。
シュニッツェル、美味しいですよね!
仔牛のシュニッツェルも良いですが、家で作る時は大抵豚肉を使っています。
ですが、やはりトンカツ!です。私はトンカツの方が100倍くらい好きだな〜〜
ドイツにいても日本のようなトンカツを食べれる街、デュッセルドルフ。本当にありがたい事です!
ところで、今回、トンカツを食べにレストランに一緒に行った日本人の友人、
「この前、ドイツ人の同僚をこのレストランを紹介して一緒にトンカツを食べたのだけど、その同僚、とても美味しい!ってトンカツが大好きになったわよ!」
と。
トンカツって、特に日本や日本の食べ物に興味がないドイツ人には抵抗なく食べれて、大抵の人の口にあう日本発の料理だと思うのですよ。
なんと言っても大抵のドイツ人は
- 豚肉、それも薄切りではなく、分厚いロース肉には慣れている、好き
- 大体、肉料理が好き(魚には抵抗がある人はいるけど)
- 油で揚げている→脂肪の入ったものが好き
まあ、シュニッツェルを知っていればトンカツに抵抗がないのは当たり前ですね!
私も何度か日本でドイツ人をトンカツのお店に案内した事があります。
日本に来るほどの日本に興味があるドイツ人なので、トンカツレストランに案内すると、(私が案内した人は)まず、「え?ここ?せっかく日本にいるのにシュニッツェル?」といった残念そうな顔をします。
ある時など、ちょうどお昼時でどのレストランも長い行列が出来ていて、トンカツレストランの行列が一番短かった(それでも行列でしたが)のでトンカツを食べる事を納得してくれたのです。
が、もし他の、寿司とかのお店が空いていたら、トンカツは猛烈に反対!されていた事でしょう。
最初は「なんだよ・・・シュニッツェルじゃん・・・」とがっかりするドイツ人も、揚げたてのトンカツを口にした途端、
意見が変わります!
「ちょっと違うシュニッツェルだね。美味しい!」と喜んでくれます。
特に男性なら脂っこいボリュームのあるものを欲しがるドイツ人は多いですものね。
あれほどお寿司だ!と言っていたドイツ人も、このジューシーでサクサクのパン粉のついたトンカツには勝てない(?)ようです。
トンカツレストランではご飯と千切りキャベツがおかわり自由、というところも多いですしね。
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