コロナ禍もあって、自宅にいることが多く、しかも良いお天気で毎日のようにテラスで食事しているshirousagiです。
そう、ロックダウンの3月中旬からとても良いお天気が続きました。春はそれほど暑くもなく、テラスで食事は最高!
7月に入ってもしばらくは暑すぎず、これまたテラスで食事は最高!
そして・・・もうすぐ9月の今は急にお天気が崩れ、肌寒い日が続いていますが・・・
今年ほどテラスを利用した年はない!と断言できるくらい、食事はほとんど毎日テラスでしています。
レストランやカフェでも、今はコロナ対策で屋外に席を設けているところが多いですよね。
暑すぎず、寒すぎない時は外で食事や一休みするのは気持ちの良いものですが、ここに欠点が。
それは
Wespe(ヴェスぺ)と呼ばれるスズメバチがやってくること!!

お尻がはっきりと黄色と黒の縞模様のハチ、これがWespeです。
我が家でも7月頃から毎回テラスで食事をしているとやってきます。
食事中に食べ物を狙ってやってくるのですが、ハチなので刺されるかもしれない、と不安になりますよね。
ヴェスぺを食卓からなるべく遠ざける方法は?というと
ヴェスぺの好みのものを食卓から少し離れたところにおいておく
ヴェスぺが苦手なものを用意する
これです。
私が試してみたもの、人やネットで知った方法を紹介します。
Wespeの好物
ヴェスぺの好物をテーブルから5~10m位離れているところに置いて、「このテーブルにある食事よりもあっちにもっと良いものがあるよ」とヴェスぺを違う場所に誘導する方法です。
Kochschinken(ハム)
個人的にはスズメバチの好物はこれが一番なのではないか?と思うくらいです。
スズメバチって肉食でもあるのですよ。
このKochschinkenの切れ端を置いておくと、本当に掴んで食べているのを観察できるくらいです。誘導用に置いたハムはあっという間になくなっていました。
良く熟したぶどう、りんごなどのフルーツ
逆をいうと、フルーツケーキを食べる時は要注意ですね。プラムケーキにもスズメバチが近寄ってきます。間違ってケーキを一緒にハチを口に入れたら・・・大変!

スズメバチって、ドイツ人同様(!)甘い物とお肉が好きなんですよね。
Wespeの苦手なもの
スズメバチの苦手なものを用意して、ハチを近づけない方法です。
雨
なんと!Wespeは晴天が好き(?)というか、雨が苦手です。
霧吹きで水を吹きかけると、スズメバチたちは「あ、雨が降ってきた!家に帰ろう!」と逃げるのですよ。
私は霧吹きはまだ試したことがありませんが、ウッドデッキに水を流した時、その下にいたスズメバチが逃げ去った、という経験はしました。
くれぐれもハチに向かって唾を吹きかけたりしないで下さいね。攻撃されるかも。
コーヒーを燃やす匂い
私はまだ試したことがありません。
が、コーヒーの粉を燃やすと、その匂いが苦手で、スズメバチは去るそうです。
もっとも、このコーヒーの粉を燃やした時の匂いは近所迷惑になることもあるとか。
バジル、トマトを植える
植えられたバジルやトマトの匂いが苦手だとか、ニンニクも苦手らしいですよ。(ということは南欧は苦手??)
(仲間でない)他のWespeの巣
オーブンシートを使ってWespeの巣に似た物を作って置いておくと「別のハチがいる!」と思って逃げるそう。
(私はまだ試していませんが)
銅
こちらもドイツ人に聞いた方法で私は試していません。
銅貨をテーブルに置いておく(できれば沢山)とスズメバチが近寄らないらしいですよ。ユーロだとセントのコインですね。

以上、スズメバチに悩まされている方は、スズメバチやその環境にもよって効果があったりなかったりすると思うので、色々試してみることをお勧めします。(上記の方法は必ずしも効果がある、とは言えません)
ハチに刺されるとアナフィラキシーショックを受ける危険のある方もいらっしゃいますよね。
ですが、ハチは有益な生き物で、しかも種類によっては絶滅の危機にあるそうですよ。なので、ドイツではハチの種類によっては保護対象になっています。
ドイツにいるスズメバチ8種類のうち、2種類が保護の対象になっています。(Deutschen Wespeと Gemeinen Wespeと呼ばれるスズメバチです)
そう、やたらとスズメバチを殺してはいけないのですよ。殺した場合、場合によっては「5万ユーロ(約600万円)以下の過料」です!
スズメバチを殺さなくてすむように、人間のいるところにハチが来ない様にするのが一番のようです。
今年は今まで雨が少なくお天気が良い日が多かったせいか、ヴェスぺが大量にいるそうです。
ですが、8月も下旬の本日は悪天候。この後、雨が降ることが多いようなのでスズメバチの姿も見かけなくなるかしらね?
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