9月に入って、すっかり秋の気配が感じられるここドイツに住むshirousagiです。
つい先日まであれほど暑かったのが嘘のように肌寒い日がやってきました。ドイツの夏も暑いけれど、短い!ああ、これからあの暗い冬がやってくるのかと思うといまからゾッとしています。
いえ、もっとゾッとしているのはレストラン関係者ですよね。
レストランはコロナ禍でこの3月からしばらく営業できず、やっと営業可能になっても色々と衛生上の規則があって、これまでのように屋内にテーブルをぎっしりと並べることは無理になりました。
可能ならできるだけ屋外に席を作り、テラスで食事してもらう・・・
このコロナ禍のロックダウンが終わり、営業再開が許可されてから、これまでテラス席のなかったお店でもでもテラス席を設けているレストラン、カフェが目につきます。
いつだったか、住宅地に突然カフェのテラス席が出来ていて、ちょっとびっくりしたっけ。
夏には屋外の席よりもテラスを好む人が多いドイツです。これまではいずれにしてもテラス席が人気であったと思うのですが・・・
これから寒い冬がやってきます!
いくらテラス席が好きなドイツ人でも、寒い日には屋内で食事したいに違いない!
テラス席のシーズンは10月末までで、11月から2月はテラスは寒すぎるので提供していない飲食店が多いのですが、今年は冬でもテラスで食事が出来るように、と考えているレストラン経営者の方が多いのですって。
(納得出来ますよね)
屋外でも食事を提供できるようにするには・・・
大型テントを設置
これまではパラソルだけだったものをテントにして悪天候でも外で食事ができるようにするとか。
こんなテント。
このPavillon・パビリオン、カーニバルイベントなどでよく使われているのですが・・・あまり閉めるとかえって感染しやすくなるような・・・
毛布やクッション、赤外線で暖かくなる座布団?
毛布を用意して、お客さんに渡すとか
・・・でもその毛布を使用したら次のお客さんに渡す前に消毒しなくてはならなくなって手間ですよね。
屋外用の暖房
そして、暖房としてHeizpilzと呼ばれるガスストーブの使用を許可しよう、という動きがあるのですって。
Heizpilzとはこれ。
家庭で使うぶんには禁止されていなくて、今でも売っています。
が、レストランやカフェなどの場所での使用は環境に悪いから、という理由で禁止になっている、または禁止にしようとしているとか。(知らなかったけど)
だけどねえ・・・暖房がないと外での食事は辛いですよね。この冬はレストランでも使用を許可するしかないのでは?
電気の暖房を設置する予定のレストランもあるそうですが、暖房器具の設置、電気のケーブルの設置、そして電気代が相当かかるようです。
寒い時期に屋外で飲食といえば・・・

クリスマスマーケット!(写真は去年のケルンのクリスマスマーケット)
だけど、グリューワイン片手におしゃべりしながら、というわけにはいかないのがこの冬ですよね。
ホットワイン片手なら寒い屋外でも寒さを感じずに楽しめそうだけど・・・
この冬はどうぞあまり寒くなりませんように!
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