あれほど頑固で国際色が全くなかったドイツでも、最近はあらゆる国の食べ物、ドイツ人にはまだまだ知られていないであろう、と思われる食品が、ドイツの普通のスーパーでお目にかかれるようになりました。
しかもディスカウントスーパーとなると、よく「アジアンフェア」のような特売をやっています。
もはや、ディスカウントスーパーのアジアンフェア(アジア週間)は珍しくなくなってしまいました。
たまにそういった特売で、「これ、どんな味がするのかな?」と色々買ってくることがあります。
今回は蕎麦、そう、日本そばを買ってきました。
ドイツのスーパーで売られていた蕎麦
じゃん、これです。(Pennyで購入)
パッケージの写真が、いかにも「日本人が選んだ写真ではないよね」。
でも、見た目には悪くありません。
お値段は300gで1.29ユーロでした。(約180円)
蕎麦粉の割合は少なくて、
- 小麦粉84%
- 蕎麦粉15%
- 食塩
ほとんど小麦粉〜だけど、麺の色は結構黒っぽい。
ドイツの蕎麦、いただきます!
見た目は「日本のそばをよく研究しているね」という感じ。
茹で上がると
この写真だけでは分かりにくいですが、蕎麦粉は15%しか入っていないのに、麺の色はかなり黒っぽいです。なぜかな?
盛り付け方が雑で怒られそうだけど、めんつゆを作って、ざるそば風に冷やしていただきました。
食器がこれしかないので・・・
麺が丸いのに(麺の断面が丸い)少々違和感。
蕎麦粉の量も少なくて、香りはなし、味も特に特徴なし。
あの蕎麦の苦味がなくて、本当のそば好きさんには「全く物足りない!」味だと思います。
でも、癖がない分、そばだと思えば蕎麦。美味しくいただけましたよ。
本来、「つなぎ」の小麦粉の方が圧倒的に多いのだから、しかたないよね。
見かけは蕎麦のうどん、かな?
そういえば、この蕎麦の横には同じシリーズの「うどん」があって、こちらは3パックほど売れていました。
蕎麦は全く売れていなかったけれどね。
チキンスープに入った蕎麦があった
日本蕎麦といえば・・・
今から約30年前、ドイツに進出していた日本の企業がとても多かった頃、
デュッセルドルフだけではなく、その郊外でも「日本デー」のようなイベントが開催されていたのです。
面白そうだと思って、そのイベントに出かけたら、いくつかの食べものの屋台があって、その1つが「蕎麦」。
そうです、日本蕎麦。グレーというか、黒っぽい麺のそば。
「珍しいな〜中華そばじゃないんだ」(日本関係のイベントで、焼きそばの屋台はその頃からよく見かけた)
珍しさが手伝って、そのそばを注文。
カップに入ったそばを啜ったら〜
ツユはなんと「チキンスープ」!
チキンのコンソメスープに浸かった蕎麦、だったのです。
いや〜参った!
ドイツ人にはその方が美味しかったのかもしれないけれど、ちょっと苦味のある蕎麦、これはめんつゆにして欲しかった!
せっかく買ったから、チキンスープに入った蕎麦、完食したけれど、
あれほどまずい蕎麦は食べたことないわ。
でも、あの蕎麦がまずいって思ったのは、期待した味とは違ったからかしらね?
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント