こんにちは、日本とは比較にならないほどの新規コロナ感染者が出ているヨーロッパはドイツに住むshirousagiです。
人口100万人あたりのコロナでの死者数だけでもドイツは800人以上。(2021年3月8日現在)日本は人口100万人あたり65人です。あれほど人口密度が高い場所があるというのに。(東京ほど人口密度が高い都市はドイツにはない)
ドイツのコロナ影響力、日本の10倍以上ですね・・・これではこちらではロックダウンが続いても仕方ないのか?
そんなドイツ、11月16日に始まった部分的ロックダウンから、ロックダウンの延長に次ぐ延長・・・このブログに「ロックダウンは続くよ、どこまでも〜〜♪」と半ばヤケになって書いたのは今年の1月22日。
気がついたら、本日は早くも3月も半ば・・・あれ、いつの間にか春ではないですか!
流石に、人混みがあまり好きではないshirousagiも、そろそろ混雑していてもいい、実店舗で試着しながら春らしい服を買いに行きたいな〜〜とか、新しい物好きな私、ガジェット見に行きたいな〜〜と思っています。
そんな3月、やっと「生活必需品」以外を売るお店の営業が徐々に許可になりました。
といっても・・・複雑な段階が!どうやら感染者数によって5段階に徐々にコロナ規制が緩和されるようです。
第1段階 2月22日〜学校など、3月1日〜理・美容院
学校や幼稚園が2月22日から対面授業可能(小学校と最終学年から)、3月1日からやっと!美容院が営業可能になりました!
美容院の予約、早く取らなくっちゃ!(まだとってない。髪の毛ボサボサ、長さが揃ってないよ)
第2段階 3月8日〜営業可能なお店の種類が増えました
これを書いている3月8日、日常の生活に必要なものを売る店以外でも
- 本屋
- 花屋、園芸店
- 自動車学校、航空学校
- マッサージなど
これらがマスク着用などの衛生基準を満たせば営業可能に。
本屋かあ、あまり行かないし、車の免許はもうとったし、飛行機の免許は取るつもりないけど。マッサージは嬉しいかも。やはり体が元気でないとね。健康保険のきく理学療法はロックダウン中でも受けられたけれど、そうでないマッサージは営業禁止になっていたから。
第3段階 3月8日〜 感染者数によって対応が違う
さて、問題はここからですね。(本日からなのですが)
小売店、博物館、美術館,動物園,植物園,歴史記念館、接触のない屋外のスポーツが許可されますが
過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数が50未満
過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数(7日間指数)が50人未満だと衛生基準を守れば再開OK。
7日間指数(新規感染者数)が50以上100以下
- 小売店=売り場面積40m2あたり一人で、事前に予約、入店時間制限あり
- 博物館などは事前予約
- 屋外スポーツは人数制限あり
お店はClick&Meet(クリック・アンド・ミート)電話予約とかネットで、または店舗で直接予約した上で入店可能だとか。
思いついてちょっと見てみよう〜では入店出来ないのは辛い・・・
早速3月8日には、デュッセルドルフの中心街は予約した客がお店の前で待っていたそうですが。(そりゃ、3ヶ月近くもお店に行けなかったものね)
第4段階 早くても3月22日から
こちらも過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数で対応が違うし、大体、「早くて」なので、この先、感染者が増えると、期待出来ないという事実。
- 屋外飲食店(店内はだめなのか)
- 劇場、映画館、コンサートホール、オペラ
- スポーツ(屋外で接触あり、屋内で接触なし)
これらが、感染者数によって
7日間指数が50未満
許可です〜再開可能。
7日間指数が50から100
レストランは事前予約の上、テストをして陰性だった場合。つまり、要・SchnelltestとかSelbsttestと呼ばれる検査が必要。
コンサートやスポーツも要・検査。
迅速テスト、と言われるテストは無料で受けることも可能です。(1週間に1回)
ワクチン接種が予定より遅れているから、せめてコロナのテストをしてもらって自由にしよう!という訳のようですが、これで感染者数、というか陽性者数、増えないといいけど。
第5段階 早くても4月5日から
早くてもイースターサンデーの後、というわけですが・・・
7日間指数が50未満
- 屋外イベント(参加者50人まで)
- 屋内での接触を伴うスポーツ
が、可能になります。
7日間指数が50から100
- 小売店(店の広さにより、10m2または20m2につき客1人)
- スポーツ(屋外で接触あり、屋内で接触なし)
が、(テストなしで)可能になります。
なんだか、複雑だわ。新規感染者数によって感染防止措置が変わるのは、まあ、理解できるけど。
先週は良いお天気。今週はお天気は崩れそう。でも気温が上がるから、少しはコロナ感染者数が減らないかなあ・・・
ところで、
冒頭にも書いたけれど、ヨーロッパの感染者数は日本の感染者数、死者数に比べるととても多いのです。
ドイツでのコロナ死者数と日本のコロナ死者数のデータ。(worldometersより)
棒グラフが同じような形だけど、単位はドイツの方が10倍多いのです。
ドイツの人口は日本より少ないのに・・・
データは正しく読んでくださいね。
国ごとのデータを比べる時はデータを正しく読んで〜「FACT FULNESS」
一度すでに紹介しましたが、この本、おすすめです!
私はオーディブル(オーディオブック)で聞きました。
ドイツのロックダウンの話をすると「いいわね、日本もそうすればいいのに」と言われることがあるので、最近、避けていた話題。(でもない、結構書いているけど)
少々不安ながらこの記事を書きました。
日本の皆様、データを正しく読んで、ドイツのコロナ対策を知っても、必要以上に怖がらないでくださいね。
コメント