こんにちは、shirousagi(@shirous79229247)です。
昨日は大量に収穫できたチェリープラム(とカラント)の実を使ってジャムをつくりました。
この時に使ったジャム用の砂糖、Gelierzucker(ゲリーアツッカー)。
ドイツ人って、ジャム作りが好きなのか、いつ頃からか、ジャム作りにはジャム用の砂糖が主流になってしまって、
ジャムを作るといったら、ジャム用の砂糖がいるでしょ!
といったテンションです。
でも、このジャム作り用の砂糖って、日本ではあまりお目にかかったことがないような気がします。
Gelierzucker(ジャム作りのための砂糖)って?
簡単に言ってしまえば、
とろみをつけるためのペクチンとクエン酸が入った砂糖です。
だから、砂糖(と、レモン汁とか)だけでフルーツを煮詰めるより手軽ではやくジャムができてしまうのですよ。
砂糖だけだと30分以上も煮詰めなくてはならないこともあって、しかもそれでもジャムにふさわしいとろみがつくかどうか心配!
そんな時、この砂糖を使えば、大抵失敗なしにとろみのついたジャムができる!それも沸騰させてから煮詰める時間は3分くらい。
3分ですよ!30分の10分の1の時間でジャムが出来る!
特に暑い夏は、30分以上もコンロの前に立ちたくないですよね。そんな時、この砂糖を使えば、煮立ってからたった3分!
だけど、便利なものって、まあ、食品の場合はいわゆる「インスタント」ですねえ。
何が入っているのか、調べると・・・
- グラニュー糖
- ペクチン
- クエン酸
- ソルビン酸(保存料)
- パーム油
グラニュー糖とペクチン、クエン酸(人工だけど)はともかく、ソルビン酸、パーム油は健康によくない、とか、環境によくない、とか言われますよね。
う〜〜ん、ちょっとこのジャム用の砂糖を使うのを考えてしまいますね。
まあ、便利といえば便利で、ドイツ人ったらジャム作り大好きだけど、大抵の人がこのジャム作り用の砂糖を使っていると思うけど。(尋ねたことはない)
どうして煮詰めたジャムを入れた瓶は逆さにするの?
日本ではジャムを作ったことがない私ですが、ドイツでお世話になった家庭のお母さんは年に何度かジャムを手作りしていました。
ジャム作りをしたことがなくても、フルーツを切って、鍋に入れて煮る、というのは想像がつきます。
でも、出来たジャムを入れた瓶をひっくり返して置く。
「shirousagiさん、これから私、出かけてくるわ。あと5分したら、この上下逆のジャムの瓶を元に戻しておいて!」
と頼まれたこと数回。
なんでひっくり返すのかな?
その理由は
- ビンの上部(蓋)も熱いジャムによって 消毒される
- ビンの中に残った空気がジャムに入って 真空になる
- もし、蓋が壊れていたら(小さな穴があいているとか)わかる
- ジャムが混ざる(中にマーマレードのように果肉が入っている場合は特に有効)
なのですって。
現代の清潔なキッチンで、煮沸消毒したガラス瓶をつかったジャム作りでは
この瓶を上下逆さにするというプロセスは必要ないそうですよ。
でも、ドイツのジャムレシピを見ると、瓶を逆さにする、と書いてあるのをよく見かけるのは、伝統かな?
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