知らぬが仏、知ってしまうと食べれない!
・・・という事ってよくありますよね。
ドイツの有名な商品比較団体の一つ、Ökotest(エコテスト)が今回は「トマトケチャップ」の検査をして、その結果が話題になっています。
なんでも、超有名メーカーのトマトケチャップから有害なカビが検出されたのですって。
Öko-Test(エコテスト)=ドイツで毎月約10万部売れている人気の商品テスト誌。 環境や健康に配慮した製品か?という「製品のエコ度合い」を独自に検査・発表している。 検査結果は6段階で発表 sehr gut(ゼア・グート=とても良い) gut(グート=良い) befriedigend(ベフリーディゲント=まぁ良い) ausreichend(アオスライヒェント=可もなく不可もなく) mangelhaft(マンゲルハフト=不足) ungenügend(ウンゲニューゲント=不十分、不可)
トマトケチャップからカビが検出された
エコ・テストがドイツで売られている20(このうち7つがBIO製品)のトマトケチャップを検査。
ここで、sehr gut(とても良い)の評価を得たケチャップは2つ。
„Zwergenwiese“ というBIO製品と
Penny(ディスカウントスーパー)のPB商品ですって
PB商品って、結構強い!
そして、有名なメーカーのHeinzのトマトケチャップからカビのアルタナリア(オルタナリオール)菌が多く検出されたそう。
使用されている砂糖の量も多くて、評価はungenügend(不十分、不可)。
砂糖の含有量が多い、というのも問題だけど、
カビが入っていたなんて!
どうしてケチャップからカビが?
トマトケチャップに限らず、トマトペーストにもカビの入った商品は多かったようです。(2021年に同団体がトマトペーストの検査をしています)
どうやら完熟トマトを使った商品には、カビが入っているものが多いよう。ケチャップもトマトペーストも完熟トマトを使っています。
そう、原因は・・・完熟トマトにあるらしいのです。そういえば、トマトって、放置しておくとすぐにカビが生えませんか?
水分の多い食品はカビが増殖するのも早いし。
むか〜し、若かった時にドイツの料理の本を片っ端から読んでいたことがあったのだけど、
トマトペースト(Tomatenmark)やトマトの缶詰は健康によくない、と書かれていたのを見たのよ。
もしかして、カビが入っているかもしれないからかなあ?(私の憶測です)
ケチャップって美味しいですよね〜
なのに、これを聞くと・・・
「明日はケチャップを使うのをやめよう!」と思ってしまう(そして、明後日からはまた使う)
トマトケチャップを作ろう
ドイツ人大好きソーセージ、フライドポテトにはケチャップが欠かせない!
というわけで、エコ・テストも「ケチャップを自分で作りましょう!」とレシピを載せているのです。
それはこちら↓
ケチャップの作り方
- トマトペースト 150g
- 水 100ml
- りんご酢 大さじ2
- 塩、パプリカパウダー 各小さじ1/2
これらを混ぜてペースト状にして、少しずつ砂糖(などの甘味)を付け足す
自分で作れば、糖分を減らせる!
けれど、トマトペーストを入れたら・・・やっぱりカビが入っているかも。
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コメント
トマト自体に水分が多いので
自作してもカビはあるでしょ。
ケチャップにすると濃度と酢で
カビ自体が不活性化するので
気にするだけ無駄。
この辺りはハチミツも同様。
通りすがりさん、
そうなんですよね、書いた通り、私も「自作しても・・・」なのです。
「とても良い」の評価を得たケチャップもあるので、気になれば、それを買えばいいし。(しかも安い)
ちなみに、このブログ記事はドイツの「エコテスト」の記事紹介と、私の感想を含んだものです。
エコテストではトマトペーストを使用したレシピでした。砂糖の量を調節して好みの味にできる、という点では自作も良いかもしれませんけれど。