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コロナの自粛のおかげで子供も親もストレスが減少したのですって 〜ドイツの幼稚園事情

ドイツってこんな国!?
この記事は約3分で読めます。

キンダーガルテン、Kindergartenは英語にもなっているドイツ語ですが、就学前の子供の教育機関としての幼稚園はドイツ生まれです。

ドイツの幼児教育者、フリードリヒ・フレーベルが1840年にKindergartenという小学校に上がる前の子供達が行く施設を作りました。

  • Kinder(キンダー)=子供
  • Garten(ガルテン)=庭

子供の庭」という意味ですね。

私がドイツに来たばかりの頃は西ドイツでは就学前の子供を通わせることができる施設はキンダーガルテンと言い、特に申請のない限り、子供は午前中にキンダーガルテンに行き、お昼には家族らに迎えられて、昼食は家で食べていました。

通園するのは3歳から小学校に入るまでの子供です。

日本語であえて訳すなら「幼稚園」ですよね。「保育園」ではなくて。

我が家の息子もキンダーガルテンに9時までに登園して、私は12時〜12時30分の間に子供を迎えに行っていました。おやつはありましたが、昼食は自宅です。

迎えに行く直前に急いでランチを作って子供の迎えに行っていたのを思い出します。

その当時でも、両親とも働いていてかつ子供を預ける家族がいない場合は申請して、昼食、そして午後も幼稚園で幼稚園教諭の資格を持っている先生の元で過ごすことが出来ました。

が、園の半分以上の子供はお昼で帰宅していたと思います。

母親でも仕事をしている人が多いドイツで、お昼までしか子供を預けられないのは大変だな、皆、祖父母が近くにいるのかしら?

と、思っていると、やはり核家族で子供を預けるところがない、半日の幼稚園ではやっていけない、という事情の家庭が増えたようで

2013年8月1日から1歳以上、就学前の子供を持つ親は

Kindertagesstätte(キンダーターゲスシュテッテ)
略して(通称)KiTa (またはKita)

に子供を預ける権利が出来ました。(日本の保育園かな)

やはり時代ですね。

ところで、このKiTa、コロナでロックダウン中は閉鎖されていました。

(その後、グループを分けて登園など人数制限して子供を受け入れていましたが、8月17日から通常通りになるそうです。)

Kitaに預けられず、ずっと家にいる子供たち〜〜親も大変だったろうな、と思います。

が、このコロナでのKiTaの閉鎖で家にいたのがポジティブな影響をもたらした子供や親が少なくない、という調査結果が出ているのだとか。

(その記事はこちら

「3歳未満の子供にとって、毎日親元を離れて生活するのは大変なストレス。最近は早くから長時間子供を保育所に預けすぎる」

とか。

これを聞いてふと思い出したのは、その昔の東ドイツでは女性も出産を終えるとすぐに(子供が何歳から預けられるのかは忘れましたが早い)子供を保育園に預けることができて、職場に戻った、という話。

何しろ社会主義時代の話で、労働するのは当たり前(誰も仕事には頑張らないけれど)。

子供はすぐに保育園に預けられ、長時間保育園で過ごすのが普通だったと聞きました。

そして、そういった環境で育つせいか、当時の東ドイツの子供の躾はなっていないな、と感じたのです。

おそらく保育士の方もあまり仕事に熱心ではなかったのではないかな。

私は女性が出産後も社会復帰するのには賛成です。1歳から、いえ、それ以前から子供を保育園に預ける事も反対ではありません。

ただ、「預けられるんなら預けてしまえ〜〜」と長時間預けられると子供はストレスだし、親にもストレスなようです。。。

ここはやはりお父さんも育児にしっかり参加をしてもらうのがいいのかもね。

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