今年、2023年のイースターサンデーは4月9日です。
ドイツの学校は、このイースターの日曜日と月曜日を含めて、前後が「イースター休暇」になります。
と言っても、州によっては、たったの1週間だったり、3週間もあったり。
ドイツの学校のイースター休暇・2023年
州ごとのイースター休暇(Osterferien)に、前後の週末、祝日を足して、実質どれくらいの日数がお休みになるかというと
州 | イースター休暇(祝日、週末を入れる) | 連休日数 |
バーデン=ヴュルテンベルク | 4月6日〜16日 | 11日 |
バイエルン | 4月1日〜16日 | 16日 |
ベルリン | 4月1日〜16日 | 16日 |
ブランデンブルク | 4月1日〜16日 | 16日 |
ブレーメン | 3月25日〜4月11日 | 18日 |
ハンブルク | 3月4日〜3月19日(春休み) | 16日 |
ヘッセン | 4月1日〜23日 | 23日 |
メクレンブルク=フォアポンメルン | 4月1日〜12日 | 12日 |
ニーダーザクセン | 3月25日〜4月11日 | 18日 |
ノルトライン=ヴェストファーレン | 4月1日〜16日 | 16日 |
ラインラント=プファルツ | 4月1日〜10日 | 10日 |
ザールラント | 4月1日〜12日 | 12日 |
ザクセン | 4月7日〜16日 | 10日 |
ザクセン=アンハルト | 4月1日〜10日 | 10日 |
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン | 4月6日〜23日 | 18日 |
チューリンゲン | 4月1日〜16日 | 16日 |
ハンブルクのみ、休み期間中にイースターが入っていなくて、休暇の名前も「春休み」です(Frühjahrsferien)。
個人的にはヘッセン州がめちゃくちゃ羨ましい!
大抵の州は10〜18日間のお休み、つまり2週間前後。
なのに、ヘッセン州は3週間よ。その代わり、秋休みがかなり短いみたいだけど、でも、我がNRW州のように、春も秋も2週間ずつより、どちらか一方を3週間にしてくれたら、(他方は1週間でいい)
日本へ楽に飛べる!じゃん。
ドイツの各州の位置はこちら↓にあります!
学校が休暇前になると頻繁に出てくる記事、それは「休暇直前に学校を休むな!」
というわけで、私の住むノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州は今週末、4月1日から2週間のイースター休暇に入ります。
この学校が休暇に入る直前になると、よく見かけるのは
「休暇前日まで、子供は学校に行く義務があります!」
という注意喚起。
学校が休暇に入ったら、ドイツは(該当の州は)旅行者で溢れます。
アウトバーンは混むし、フライト代は高くなります。
そこで、休暇に入る直前に休暇旅行をスタートさせれば、まだ空いている高速道路、まだ比較的安い旅行が出来る!
ということで、「最後の1日くらい、学校をサボらせてもいいじゃん」と考える家庭があって、子供に学校をずる休みさせる家庭が後をたたないのですって。
罰金も安くないけれど、増えている「休暇前のずる休み」
いつから「休暇前にずる休みをさせたら罰金」という規則ができたのか、忘れてしまったのだけど、20年前くらいから、休暇の前になると
「休暇直前に休むな!ずる休みは罰金ものだよ!」という記事をよく見かけます。
なのに、まだ、子供にずる休みさせる家庭が増えているのですって。
子供が学校に通う義務よりも、休暇旅行の方が1000倍大事なドイツ人?
休暇前のずる休みが見つかった場合、1日につき10〜80ユーロ、罰金が1,000ユーロくらいになることもあるとか。
空港では学童が休暇前に旅行に出掛けていないか、チェックもされているのですよ。
コロナ禍の2020年、2021年でも違反者がいたというから・・・すごいなあ(なにがすごいのか?)
コロナ禍だって、皆、休暇旅行に行っていたわね〜
定番の言い訳「お婆さんが亡くなったから」は本当にあるらしい
休暇前といっても、キチンと届け出れば、子供は学校を休むことが出来ます。
家族や親族が亡くなった時、重病、結婚など。
ここで、「どうしても休みたい時の言い訳」といえば、「おじいさん、おばあさんが亡くなった」ですよね。
これ、冗談の世界だけでの言い訳かと思ったら、数年前に見た新聞記事で、ある小学校の教師がこうインタビューに答えていました。
「夏休みが近づくと、よくお婆さん、お爺さんが亡くなるのですよ」
学校に通っているお孫さんをお持ちの方、どうぞ、学校が休暇に入る前は気をつけて!
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント