いや〜値上げが止まりません。
ドイツでもあらゆるものが値上げをしていますが、食品の値上げは深刻な問題。
あるドイツの新聞記事によると、2日に1回ほど肉か魚、あるいはその代用品(ビーガンの人の場合ね)をメインにした温かい食事を摂ることが困難になった人が増えている、とか。
ドイツにはパンとハム、チーズという「冷たい食事」があるからね
その記事のタイトルが「Jetzt nur noch Nudeln mit Ketchup?」(今やケチャップをかけたパスタだけ?)
そうなのか、ケチャップとパスタというのは安上がりなのか。これで我慢するしかない、という時でも食べれる食事なのかな?
スパゲッティにケチャップをかけて食べるのを習った
パスタにケチャップで思い出すのは、私がドイツに来たばかりの頃にお世話になった家庭。
料理好きというお母さんと、8歳、7歳、5歳の3人の子供、そして仕事で忙しくて帰宅の遅いお父さんの5人家族の家に同居していました。
で、当時主婦だったとはいえ3人の手のかかる子供をもっていたお母さん、お父さんの帰りが遅い日の夕食には時に「茹でただけのスパゲッティとケチャップの瓶」これだけが食卓に登っていたんです。
いつだったか、日本で「パスタにケチャップだけなんて信じられない!」といった投稿があった気がするわ
私が住んでいたその家庭は、一流企業に勤めるお父さんとインテリなお母さんで、ドイツの平均以上の収入のある家庭だったけれど。
まあ、ここは食事より家を綺麗に、なドイツだからね。
その当時、まだ20代だった私は「へえ〜ドイツだったらスパゲッティにケチャップを食卓に堂々と出していいんだ!」と信じていました。
結婚してからも、たまにめちゃくちゃ忙しかった日の夕食や、料理下手の夫に食事を用意してもらう時には「パスタとケチャップ」が我が家にも登場していたんですよ。
ちなみに、料理下手の家庭に育った夫は、ケチャップを直接パスタにかけて喜んで食べます
日本人家庭にドン引きされそう…
ドイツ人もスパゲッティ・ナポリタンを作ればいいのに!?
どうせケチャップとパスタだけの料理なら・・・これはナポリタンにすればいいのに!
と、昭和生まれの私が思ったのはいうまでもありません!
炒めるという仕事が一つ増えるけれどね
すぐに気がつかなかった私もどうにかしているけれど、ある日、夫がスパゲッティを茹でて、テーブルにケチャップを出したのをみて、
「このままお皿の上でスパゲッティにケチャップをかけるより、炒めたら美味しいよね〜
あ!!これって、あの日本生まれと言われるナポリタンじゃん!」
(早く気付けよ、私!)
具なしで茹でたパスタとケチャップをフライパンで炒めるだけ、というレシピもネットに上がっている!
光熱費も高くなったとはいえ、パスタとケチャップを短時間炒めるくらいはできるよね。
パスタも値上がりしたけどねえ…
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント