ついに…クリスマス休暇がやってきました!
(今年のNRW州のクリスマス休暇は12月21日から。私は水曜日は生徒をとっていないので、19日で今年のレッスンは終了しました)
クリスマス休暇直前に私が生徒さんにする質問の一つはこれ。
「クリスマスプレゼントはサンタクロースがくれるの?それともクリストキントからもらうの?」
ドイツのクリスマスプレゼントはヴァイナハツマンかクリストキントが持ってくる
なんと!ドイツにはサンタクロースではなくて、クリストキント(Christkind)がプレゼントを持ってくる家庭、地域があるのです。
クリストキント(Christkind)って、直訳するとChrist=キリスト、Kind=子供。
だったら「幼子キリスト」か?と思うけれど、イメージされているのは金髪の女性。
Wikipediaに載っている「Christkind」の絵の入ったクリスマスカードがこれなのです。(Wikipediaからお借りしました)
このクリストキント、ドイツ全土でプレゼントを配っているわけではなくて、ヴァイナハツマン(Weihnachtsmann)がプレゼントを配っている地域もあるのですよ。
ヴァイナハツマン(Weihnachtsmann)はWeihnacht=クリスマス、Mann=男の人。サンタクロースですねえ。
カトリックはクリストキント、プロテスタントはヴァイナハツマンだけど
クリストキントが来る地域はカトリック。プロテスタントの地域はヴァイナハツマンがプレゼントを持ってきます。
大体、南ドイツの方はクリストキント。(南ドイツはカトリックが強い)
で、なぜ私が生徒に「クリストキントなの?それともヴァイナハツマン?」と尋ねているかというと、ここNRW州はカトリックとプロテスタント、両方とも同じくらいだから。
ある生徒さんはカトリックのお家で、
「僕のところにはクリストキントが来るんだよ〜」と言っていたわ
私の経験では、10年前くらいまでは「クリストキントが持ってくる」と答えていた生徒が多かったけれど、最近はヴァイナハツマンの家庭が増えたな〜という感じ。
たまたまプロテスタント家庭の生徒が増えたか、キリスト教でないけれどサンタクロースが来る、という家庭が増えたのか?(生徒は皆ドイツ人)
実はクリストキントはプロテスタントの家庭に来るのだった
クリストキント、いかにもカトリックでありそうだな〜と思っていたら、なんと、実は元々プロテスタントの家庭にプレゼントを配っていたのですって!
プレゼントを用意したのは親だけど、ここではその話はやめておこう…
サンタクロースって、聖ニコラウスが元になっているのですが、プロテスタント教会は偶像崇拝をしないので、聖人を崇めることができない。そこで、聖ニコラウスに代わってクリストキントが登場したようです。
だけど、聖ニコラウスは12月6日に来るようになったし、クリストキントはカトリック信者のところに来るようになったし。
時とともにクリスマスだって色々変化しているわけよね。
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