今年2023年5月から導入されている49ユーロチケット(D-Ticket)を使って列車に乗りまくっているshirousagiです。
これまでは車依存の生活を送っていたところでの、かのドイツ鉄道利用の旅ですよ。
それは期待を裏切らない遅延と運休の嵐です!
ドイツ在住民間はもとより、世界的にも有名になるのではなかろうか?と思うドイツ鉄道の頼りなさ!
日本の鉄道の「爪の垢」を煎じて飲ませたいくらいだわ!
DBが時間通りに走らないのは有名すぎて、頻繁に新聞記事にもなっているのです。で、先日ドイツはここNRW州の近距離列車がどれだけ遅れているか、という話があがっていたのです。
(参考にした記事はこちら)
5本に1本の近距離列車が遅延
今年5月からD-Ticketが使えるようになったというのに、遅延や運休は増加しているのですって。
これでは、せっかく49ユーロ/月でお得に公共交通を利用できても、DBの評判を下げてしまう!
ここNRW州だと、今年2023年1〜3月で遅延なく時間通りに走った列車は81.2%。これが4〜6月になると80.2%。
約20%の列車は4分以上の遅延をしているのよ!(4分未満は「定刻運行」なのよ。ここは遅延の国ドイツ)ということは
5本に1本の列車は4分以上の遅延!
20本に1本の近距離列車は突然の運休
突然の運休をしてしまう列車の数も増えていて、
- 2023年1〜3月=4.1%が運休
- 2023年4〜6月=5.2%が運休
約5%もの列車がドタキャンするのよ!20本に1本の近距離列車が突然「今日は走るのやめた!」と厨二病的なことを言い出すのよ!(いや、運休にはそれなりのちゃんとした理由はあるはず)
これで、ドイツ鉄道を信用して、ビジネスにもドイツ鉄道を利用するって・・・無理よね。
絶対に遅れられない用事には車で行くし、
鉄道で行く時は「鉄道だから遅れるかも!」と最初に断っているわ
遅延の多い路線は定刻通りに走る列車数は約半分
時間通りに走る列車が80%しかない事実でもため息が出そうなのに、遅延の多い路線では時刻表通りに走る列車はわずか55.5%なのですって!
55.5%よ。列車の45%は遅延するのよ!
その遅延の多い路線はRB34の「メンヒェングラードバッハ⇔ダルハイム」間。どうやら田舎を走っているみたいです。路線は長くないのだけどなあ。
田舎だから利用者が少なくて、トラブルが起こっても後回しなのかな?
遅延の多い路線、時間通りに走るのはたった55.6%というのはRE49ヴッパータール・エキスプレスと言われる路線で「ヴッパータール⇔ヴェーゼル」間。
途中にエッセンとかあるから利用者は多いかと思うのだけどなあ。(ルール工業地帯よ)
日帰り鉄道の旅をして、列車が100%予定通りに走行していたことがない!
8月から週に1回程度で日帰り鉄道の旅をしていますが、ドイツの列車というものは全くアテにならないということをしみじみと実感しております。
週に1回程度しかDBドイツ鉄道の列車を使わない私ですら、この2ヶ月間で経験したのがこれ!
- 同じ路線を走る前の列車が遅れたため、乗る列車も遅れた(頻繁にあった)
- 信号が故障したため、列車が遅れた
- 人手不足で列車が突然キャンセルされた(次の列車を待った)
- 車両が壊れて列車が突然キャンセルされた(次の列車にした)
- 理由不明、乗る予定にしていた列車が急にキャンセルになった(仕方なく車で行った)
- (私の降りる駅ではなかったけれど)各駅停車の列車が、線路のトラブルで快速列車の線路を通らなくてはならなくなって、各駅停車の列車しか停まらない駅は飛ばした(急にそうなったから、予定の駅で降りれなくなった人も多かったはず)
遅延や運休ではないけれど、よく見かけるのが「ドアの故障」!
特にS-Bahnと呼ばれる各駅停車の列車に乗って、ドアに黄色い紙が貼ってあったら、そのドアからは乗り降りできない!
先日も駅で止まっていた列車をみたら黄色い紙が!
止まっていた列車が遠くにあったので、はっきりを撮影できなかったけれど、この紙にはこんな絵が書いてあります。
ドアの絵に赤で斜線が入っているの。
この紙が貼ってあるドアの前でじっと待っていても、列車に乗り降りできないからご注意!
こんなのが割とよくあるのよね。
以上の話・データはドイツでもNRW州内での事だけど、ドイツ全土でもあまり変わらないかも。
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