今年3月に飛騨高山まで特急「ひだ」に乗って出かけてきました。
今回はその時に乗った「ひだ3号」乗車記です。
岐阜駅にて・ひだ3号の指定席に乗る
「ひだ3号」は名古屋発、富山行き。私が乗車した区間は岐阜から高山です。
名古屋を8:43に出発して岐阜を出発するのは9:03。高山到着が10:58です。
岐阜駅で私の指定席の車両はホームのどこに止まるか確認。

選んだ指定席の車両は10号車!
10号車はどこに止まるのかな?

新幹線「ひかり」はどの列車も10号車が止まる場所は同じだし、自由席は1~5号車と決まっているから駅で調べなくてもいいのだけど、特急はそうはいかない。

ちなみにドイツの特急ICEもそうだから、駅で乗車位置案内を見つけるのは必須!
(なのに、位置案内通りに止まらないことが頻繁にあるドイツ鉄道)

私の乗る車両、10号車は位置番号29ですって。

ここで待ちました。ちゃんとここに止まりました、10号車が。
岐阜駅で特急の進行方向が逆になる
この特急ひだ、名古屋で乗車すると
全ての座席が進行方向とは逆の向きにセットされています。
なぜなら、岐阜駅を出て高山方面に向かう時に、進行方向が変わるから。
名古屋・岐阜間は東海道本線、岐阜から先は高山本線に入ります。
東海道本線と高山本線はこのように走っています。

乗客は名古屋・岐阜間の20分間だけ進行方向とは逆に向いて座るのを我慢すれば、岐阜から先は進行方向に向いて座っていることになるから、「20分くらい我慢してね」なのでしょう。
ちなみに、以下の動画は岐阜駅を出た特急ひだが名古屋に向かって走り出したところです。座席が進行方向とは逆。
変な自慢をすると、私はこの「特急ひだ」の名古屋から岐阜駅までの座席が逆方向を向いている件、以前から知っていました!
それは、トラベルミステリー大好きだった母からもらった本、西村京太郎の小説にこ進行方向が変わるに座席が逆にセットされている件がトリックをして使われているのを読んだから。
多分30年くらい前の作品だと思うのだけど、調べたら西村京太郎氏は高山線、特急ひだを舞台にした推理小説を1つではなく、いくつか書いているので、どれなのかわからない。
(ご存知の方がいらっしゃっいましたら教えてください!)
ずいぶん昔の作品のはずなので短編の「特急ひだ3号殺人事件」(私が乗ったのも3号)か、長編の「飛騨高山に消えた女」か?あるいは「特急ワイドビューひだ殺人事件」なのか?または他の作品なのか?

今思うと、母がトラベルミステリー、時刻表トリックの小説をよく読んでいたのは、旅行をしたかったからかな〜と。
私も日本の列車の旅、好きです。
どうでもよいけれど朝食を紹介する
というわけで、岐阜駅のキオスクで買い込んだものです。
高山までの2時間の旅、新幹線乗車の時と同様、列車の中で朝食にします。

ドイツに戻ると食べれないものばかりをチョイス。添加物?気にしません。
ちなみにこれは2人分。

ふわふわの食パンはドイツにはないからサンドイッチを食べる!
景色を堪能
私が座ったのは進行方向左側の席。岐阜から高山だと右側の方が景色が良いらしいです。
車内放送で見える景色の案内がありますが、右側から見えるものばかりでした。高山本線は木曽川の左を走っている箇所が多いので、列車の右側の窓からの景色の方が素敵です。
が、午前中に走る「ひだ3号」、お天気が良いと右側の窓から日が差し込んでくるので、みなさんカーテンを閉めていた。(すると景色が見えない)
左側でも素敵な景色が!
白川町(白川郷ではない)を過ぎたあたりで木曽川が線路の左側に来るところが何箇所かあります。

平地ばかりのオランダ近くに住んでいるので、この山々の風景が嬉しい。

川の水がとても綺麗!
「日本ライン」とも呼ばれる木曽川(犬山のあたり)だけど、ライン川はこんなに綺麗じゃない!(デュッセルドルフあたりは下流で水は汚いからなあ)

どんどん登っていきます。トンネルも多い、山が迫っている。この線路を敷くのって大変だったろうなあ。
高山駅に到着
2時間の特急ひだの旅、途中でどこかの学校の英語クラブの英語案内放送などを聞きながら、無事に高山に到着。
以前は「特急ひだ」というと高山が終点だったけれど、いつの間にか富山まで行く列車があるようになったのですね。(大昔からいる人間の私)
とはいえ、全ての車両が富山まで行くわけではなく、高山止まりの車両も。
なので、高山駅で車両が切り離されます。

「ワイドビューひだ」だったのに(前回の一時帰国で乗った)今はどのひだ号もハイブリッドのHC85系です。

なんだか簡単に切り離されたって感じ。

さようなら〜一方はこれから富山まで、まだまだ長い旅を続けるのか。富山まであと90分の旅です。
私はこれから高山の町を散策するよ。

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