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古紙回収容器にあった絵を盗んで罰金〜ゲルハルト・リヒターの絵

ニュースより
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現代芸術で もっとも有名な画家の1人と言われているのが 1932年にドレスデンで生まれて デュッセルドルフの芸術大学(クンストアカデミー)を卒業し、同大学の教員ともなっていたゲルハルト・リヒターです。

絵にはあまり詳しくない私も リヒターの作品の一つ、ケルン大聖堂のステンドグラスは何度か見に行きました。

ゲルハルト・リヒターのステンドグラス

その 有名な画家であるゲルハルト・リヒターが 絵(スケッチ)を描いていて、出来が良くない、気に入らない、と 家の前に置いてある「古紙回収容器」に捨てた絵を 拾って売ろうとした人がいたのですって。

自治体によって多少の違いはあるけれど、各家庭(または各集合住宅)には こんなゴミ回収容器があります。 

 

写真は資源ごみ回収容器ですが。

我が家の家の前にも 「一般ゴミ」「資源ゴミ」「古紙」の3つの回収容器が置いてあります。

どうやらゲルハルト・リヒターは 自宅の前の古紙回収容器に失敗作のスケッチを捨てたらしいのです。

そのスケッチをリヒターの家の前の古紙回収容器から取り出して 売りに出そうとした人がいたとか。 

その人の話しによると、回収容器が嵐の際に倒れて中身が出ていたので 容器にもどしてあげようとしていたところ、その4枚のスケッチを見つけて 自分のものにした、と。
その絵のうち2枚をを売りにだそうとしたところ、リヒターの絵だと言う証明がない、と言う事でドレスデンのリヒターの専門機関へ。
専門家の人がみてすぐに「これはリヒターの絵だ」とわかったのだそうです。 (流石に専門家の人ってすごいですね)
「画家のサインがないけれど、どうしてですか?」と言う問いに
「プレゼントしてもらったんです」と犯人は答えたとか。

この、描いた本人は「失敗作」だという絵、なんと60,000ユーロ(約750万円)の価値がついたそうですよ。 そして、その絵を売ろうとした被告人は 90日間に渡って毎日、1日あたり35ユーロ、合計3150ユーロ(約40万円)の罰金を言い渡されたそうです。

「サインがなくても これはリヒターの所有物。 他人のものを盗んだ犯罪」だそうで。

これからは絵を捨てるならシュレッダーにかけなきゃ、ねえ・・・
(しかし・・失敗作でも6万ユーロの価値なのか・・)

(参考にした記事はこちら

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